東京慈恵会医科大学/2023年度/前期

1東京慈恵会医科大学 2023年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率数学と人間の活動(整数)

1問題

東京慈恵会医科大学2023年度第1問
次の □\square にあてはまる適切な数値を解答欄に記入せよ。 
袋の中に1から5までの番号をつけた5個の玉が入っている。この袋から玉を1個取り出し、番号を調べてからもとに戻す試行を4回続けて行う。nn 回目 (1≦n≦4)(1\leqq n\leqq4) に取り出された玉の番号を rnr_n とするとき、次の各確率を求めよ。 
r1+r2+r3+r4≦8r_1+r_2+r_3+r_4\leqq8 となる確率は ア\boxed{\text{ア}}。 
4r1r2+2r3r4=1\frac{4}{r_1r_2}+\frac{2}{r_3r_4}=1 となる確率は イ\boxed{\text{イ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

4回の取り出しは復元抽出なので、各順序つき4組 (r1,r2,r3,r4)(r_1,r_2,r_3,r_4) は 54=6255^4=625 通りあり、すべて同様に確からしい。

(ア) r1+r2+r3+r4≦8r_1+r_2+r_3+r_4\leqq8

si=ri−1 (1≦i≦4)s_i=r_i-1\ (1\leqq i\leqq4) と置くと、sis_i は 00 以上の整数で
r1+r2+r3+r4≦8すなわちs1+s2+s3+s4≦4. r_1+r_2+r_3+r_4\leqq8 \quad\text{すなわち}\quad s_1+s_2+s_3+s_4\leqq4.
この不等式の解の個数は、余りを s5=4−(s1+s2+s3+s4)≧0s_5=4-(s_1+s_2+s_3+s_4)\geqq0 として加えれば、5個の非負整数の和が4となる解の個数に等しい。星取り法より
4+5−1C5−1=8C4=70. {}_{4+5-1}\mathrm{C}_{5-1}={}_{8}\mathrm{C}_{4}=70.
このとき各 si≦4s_i\leqq4 は自動的に満たされる。したがって
ア=70625=14125. \boxed{\text{ア}=\frac{70}{625}=\frac{14}{125}}.

(イ) 4r1r2+2r3r4=1\frac4{r_1r_2}+\frac2{r_3r_4}=1

x=r1r2, y=r3r4x=r_1r_2,\ y=r_3r_4 と置くと、x,yx,y は正の整数であり、条件は
4x+2y=1すなわちxy−2x−4y=0すなわち(x−4)(y−2)=8. \frac4x+\frac2y=1 \quad\text{すなわち}\quad xy-2x-4y=0 \quad\text{すなわち}\quad (x-4)(y-2)=8.
x,y≧1x,y\geqq1 だから、正の因数の組から得られる候補は
(x,y)=(5,10),(6,6),(8,4),(12,3). (x,y)=(5,10),(6,6),(8,4),(12,3).
負の因数の組では x<4, y<2x<4,\ y<2 が必要であり、x≧1, y≧1x\geqq1,\ y\geqq1 より (4−x)(2−y)≦3(4-x)(2-y)\leqq3 だから積8にはならない。いずれの候補も、1から5までの積として実現できる。順序つき対 (r1,r2)(r_1,r_2) の個数と (r3,r4)(r_3,r_4) の個数を数えると、
(x,y)r1r2=x の個数r3r4=y の個数組の個数(5,10)224(6,6)224(8,4)236(12,3)224 \begin{array}{c|c|c|c} (x,y)&r_1r_2=x\text{ の個数}&r_3r_4=y\text{ の個数}&\text{組の個数}\\ \hline (5,10)&2&2&4\\ (6,6)&2&2&4\\ (8,4)&2&3&6\\ (12,3)&2&2&4 \end{array}
よって条件を満たす4組は 4+4+6+4=184+4+6+4=18 通りであり、
イ=18625. \boxed{\text{イ}=\frac{18}{625}}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 積の法則
  • 確率の基本法則
  • 組合せ
  • 約数・倍数
  • 和の法則

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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