広島大学/2026年度/前期

2広島大学 2026年 数学 第2問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面図形と方程式

1問題

広島大学2026年度第2問
座標平面上に楕円 C:x2+y24=1C:x^2+\dfrac{y^2}{4}=1 と2点 A(0,3),B(0,−3)A(0,\sqrt{3}), B(0,-\sqrt{3}) がある。m>0m>0 とし、点 AA を通る傾き mm の直線を ℓ\ell とする。楕円 CC と直線 ℓ\ell との二つの交点を P,QP,Q とし、2点 P,QP,Q の xx 座標をそれぞれ α,β (α>β)\alpha,\beta\ (\alpha>\beta) とする。次の問いに答えよ。
(1) α+β\alpha+\beta と αβ\alpha\beta をそれぞれ mm を用いて表せ。
(2) 線分 PQPQ の長さを mm を用いて表せ。
(3) 線分 BPBP と線分 BQBQ の長さの和が5であるとき、線分 PQPQ の長さを求めよ。また、そのときの mm の値を求めよ。
(4) mm が (3) で求めた値であるとき、△BPQ\triangle BPQ の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    α+β=−23mm2+4\alpha+\beta=-\dfrac{2\sqrt{3}m}{m^{2}+4}、αβ=−1m2+4\alpha\beta=-\dfrac{1}{m^{2}+4}。
  • (2)
    PQ=4(m2+1)m2+4PQ=\dfrac{4(m^{2}+1)}{m^{2}+4}。
  • (3)
    BP+BQ=5BP+BQ=5のときm=22m=2\sqrt{2}、PQ=3PQ=3。
  • (4)
    △BPQの面積は3\sqrt{3}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

直線ℓ\ellの方程式はy=mx+3y=mx+\sqrt3である。これを楕円CCの方程式に代入すると
x2+(mx+3)24=1すなわち(m2+4)x2+23mx−1=0. x^2+\frac{(mx+\sqrt3)^2}{4}=1 \quad\text{すなわち}\quad (m^2+4)x^2+2\sqrt3mx-1=0.
この二次方程式の2解がα,β\alpha,\betaであるから、解と係数の関係より
α+β=−23mm2+4,αβ=−1m2+4. \alpha+\beta=-\frac{2\sqrt3m}{m^2+4},\qquad \alpha\beta=-\frac1{m^2+4}.
よって(1)を得る。

また、判別式は
Δ=(23m)2+4(m2+4)=16(m2+1) \Delta=(2\sqrt3m)^2+4(m^2+4)=16(m^2+1)
である。α>β\alpha>\betaより
α−β=Δm2+4=4m2+1m2+4. \alpha-\beta=\frac{\sqrt{\Delta}}{m^2+4} =\frac{4\sqrt{m^2+1}}{m^2+4}.
P,QP,Qは直線ℓ\ell上にあるので、両点の座標差は(α−β, m(α−β))(\alpha-\beta,\ m(\alpha-\beta))である。したがって
PQ=(α−β)2+m2(α−β)2=1+m2(α−β)=4(m2+1)m2+4. PQ=\sqrt{(\alpha-\beta)^2+m^2(\alpha-\beta)^2} =\sqrt{1+m^2}(\alpha-\beta) =\frac{4(m^2+1)}{m^2+4}.
これで(2)を得る。

(3)ではx=m2, D=x+4, p=α+β, q=αβx=m^2,\ D=x+4,\ p=\alpha+\beta,\ q=\alpha\betaとおく。このとき
p=−23mD,q=−1D,α2+β2=p2−2q=12xD2+2D. p=-\frac{2\sqrt3m}{D},\qquad q=-\frac1D,\qquad \alpha^2+\beta^2=p^2-2q=\frac{12x}{D^2}+\frac2D.
P=(α,mα+3), Q=(β,mβ+3), B=(0,−3)P=(\alpha,m\alpha+\sqrt3),\ Q=(\beta,m\beta+\sqrt3),\ B=(0,-\sqrt3)より、BP2BP^2およびBQ2BQ^2は、t=α,βt=\alpha,\betaに対して
F(t)=(x+1)t2+43mt+12 F(t)=(x+1)t^2+4\sqrt3mt+12
と表せる。ゆえに
BP2+BQ2=(x+1)(p2−2q)+43mp+24=2(7x2+59x+196)D2. \begin{aligned} BP^2+BQ^2 &=(x+1)(p^2-2q)+4\sqrt3mp+24\\ &=\frac{2(7x^2+59x+196)}{D^2}. \end{aligned}
さらに、F(α)F(β)F(\alpha)F(\beta)をp,qp,qで整理すると
BP2BQ2=(x+1)2q2+43m(x+1)pq+12(x+1)(p2−2q)+48xq+483mp+144=(x+49)2D2. \begin{aligned} BP^2BQ^2 &=(x+1)^2q^2+4\sqrt3m(x+1)pq +12(x+1)(p^2-2q)+48xq+48\sqrt3mp+144\\ &=\frac{(x+49)^2}{D^2}. \end{aligned}
BP,BQBP,BQは正であり、x>0x>0だから
(BP+BQ)2=BP2+BQ2+2BP2BQ2=2(7x2+59x+196)+2(x+49)(x+4)D2=16(x+7)2D2. \begin{aligned} (BP+BQ)^2 &=BP^2+BQ^2+2\sqrt{BP^2BQ^2}\\ &=\frac{2(7x^2+59x+196)+2(x+49)(x+4)}{D^2} =\frac{16(x+7)^2}{D^2}. \end{aligned}
したがって
BP+BQ=4(x+7)x+4. BP+BQ=\frac{4(x+7)}{x+4}.
これが5に等しいので、4(x+7)=5(x+4)4(x+7)=5(x+4)よりx=8x=8。m>0m>0からm=22m=2\sqrt2である。このとき(2)より
PQ=4(8+1)8+4=3. PQ=\frac{4(8+1)}{8+4}=3.

(4)直線ℓ\ellをmx−y+3=0mx-y+\sqrt3=0と表すと、BBからℓ\ellまでの距離は
∣m⋅0−(−3)+3∣m2+1=233 \frac{|m\cdot0-(-\sqrt3)+\sqrt3|}{\sqrt{m^2+1}} =\frac{2\sqrt3}{3}
である。(3)でPQ=3PQ=3だから
[△BPQ]=12⋅PQ⋅233=3. [\triangle BPQ]=\frac12\cdot PQ\cdot\frac{2\sqrt3}{3} =\sqrt3.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 解と係数
  • 距離公式
  • 対称式

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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