秋田大学/2022年度

5秋田大学 2022年 数学 第5問解答・解説

指数関数・対数関数極限微分法積分法

1問題

秋田大学2022年度第5問
次の問いに答えなさい。ただし、log⁡\log は自然対数を表し、ee は自然対数の底とする。

(i) 1<a<e1<a<e を満たす実数 aa に対して ∫aedxx(log⁡x)2=1\displaystyle \int_{a}^{e}\frac{dx}{x(\log x)^{2}} = 1 が成り立つとき、a の値を求めなさい。

(ii) x>1x>1 における曲線 y=(log⁡x)3y = (\log x)^{3} の接線 ℓ\ell が原点 O を通るとき、ℓ\ell の方程式を求めなさい。

(iii) tt を t>1t>1 を満たす実数とする。曲線 y=(log⁡x)3y = (\log x)^{3} 上の点 P(t,(log⁡t)3)P(t, (\log t)^{3}) における接線と x 軸との交点の x 座標を g(t)g(t) とする。実数 kk に対して、t>1t>1 における方程式 g(t)=kg(t) = k が異なる 2 つの実数解をもつとき、k のとりうる値の範囲を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i) a=ea=\sqrt{e}。 (ii) y=27xe3y=\frac{27x}{e^3}。 (iii) 1<k<e231<k<\frac{e^2}{3}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(i) u=log⁡xu=\log x と置換すると
∫aedxx(log⁡x)2=∫log⁡a1duu2=[−1u]log⁡a1=1log⁡a−1. \int_a^e\frac{dx}{x(\log x)^2} =\int_{\log a}^{1}\frac{du}{u^2} =\left[-\frac1u\right]_{\log a}^{1} =\frac1{\log a}-1.
これが1なので log⁡a=1/2\log a=1/2、よって a=ea=\sqrt e。

(ii) 接点の xx 座標を q>1q>1、L=log⁡q>0L=\log q>0 とする。曲線 y=(log⁡x)3y=(\log x)^3 の x=qx=q における接線は
y=L3+3L2q(x−q). y=L^3+\frac{3L^2}{q}(x-q).
これが原点を通る条件は 0=L3−3L2=L2(L−3)0=L^3-3L^2=L^2(L-3)。L>0L>0 より L=3L=3、q=e3q=e^3。したがって接線は y=27x/e3y=27x/e^3。

(iii) 点 (t,(log⁡t)3)(t,(\log t)^3) における接線の xx 切片は、L=log⁡t>0L=\log t>0 とおけば
g(t)=t(1−log⁡t3). g(t)=t\left(1-\frac{\log t}{3}\right).
微分すると g′(t)=(2−log⁡t)/3g'(t)=(2-\log t)/3。よって gg は 1<t<e21<t<e^2 で増加し、t>e2t>e^2 で減少する。また
lim⁡t→1+g(t)=1,g(e2)=e23,lim⁡t→∞g(t)=−∞. \lim_{t\to1+}g(t)=1,\qquad g(e^2)=\frac{e^2}{3},\qquad \lim_{t\to\infty}g(t)=-\infty.
従って 1<t≦e21<t\leqq e^2 では値域は 1<g(t)≦e2/31<g(t)\leqq e^2/3、t≧e2t\geqq e^2 では値域は g(t)≦e2/3g(t)\leqq e^2/3。異なる二解を得るには、増加枝上にも減少枝上にも交点が1つずつ必要十分なので
1<k<e23. 1<k<\frac{e^2}{3}.
端点 k=1k=1 は増加枝で達成されず、k=e2/3k=e^2/3 は頂点の1解だけである。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 対数置換積分
  • 接線の方程式
  • 導関数による単調性と値域

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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