大分大学/2022年度/前期

2大分大学 2022年 数学 第2問解答・解説

図形と方程式微分・積分の考え積分法平面上の曲線と複素数平面

1問題

大分大学2022年度第2問
a>0, b>0, a≠ba>0,\ b>0,\ a\neq b とする。また、2つの楕円
x2a2+y2b2=1,x2b2+y2a2=1 \frac{x^2}{a^2}+\frac{y^2}{b^2}=1,\qquad \frac{x^2}{b^2}+\frac{y^2}{a^2}=1
の第1象限における交点を通り、yy 軸に平行な直線の方程式を x=cx=c とする。領域
D1: x2a2+y2b2≦1,0≦x≦c,0≦y D_1:\ \frac{x^2}{a^2}+\frac{y^2}{b^2}\leqq1,\quad 0\leqq x\leqq c,\quad 0\leqq y
の面積を S1S_1、領域
D2: x2b2+y2a2≦1,0≦x≦c,0≦y D_2:\ \frac{x^2}{b^2}+\frac{y^2}{a^2}\leqq1,\quad 0\leqq x\leqq c,\quad 0\leqq y
の面積を S2S_2 とする。以下の問に答えなさい。

(1) cc を a,ba,b を用いて表しなさい。

(2) S1+S2S_1+S_2 を a,ba,b を用いて表しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    c=aba2+b2c=\dfrac{ab}{\sqrt{a^{2}+b^{2}}}
  • (2)
    S1+S2=πab4+a2b2a2+b2S_{1}+S_{2}=\dfrac{\pi ab}{4}+\dfrac{a^{2}b^{2}}{a^{2}+b^{2}}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

2 つの楕円の方程式を引くと
(1a2−1b2)(x2−y2)=0\left(\dfrac{1}{a^{2}}-\dfrac{1}{b^{2}}\right)(x^{2}-y^{2})=0
となる。a≠ba\neq b より係数は 00 でないから、交点では x2=y2x^{2}=y^{2} である。第 1 象限の交点なので x=yx=y。これをいずれかの楕円の方程式に代入すると
x2(1a2+1b2)=1x^{2}\left(\dfrac{1}{a^{2}}+\dfrac{1}{b^{2}}\right)=1
となり、したがって x=y=aba2+b2x=y=\dfrac{ab}{\sqrt{a^{2}+b^{2}}} である。よって
c=aba2+b2.c=\dfrac{ab}{\sqrt{a^{2}+b^{2}}}.

(2)

a, b>0a,\,b>0 なので 0<c<a0<c<a かつ 0<c<b0<c<b である。領域の上端をそれぞれ表すと
S1=∫0cb1−x2a2 dx,S2=∫0ca1−x2b2 dx.S_{1}=\displaystyle\int_{0}^{c}b\sqrt{1-\dfrac{x^{2}}{a^{2}}}\,dx,\qquad S_{2}=\displaystyle\int_{0}^{c}a\sqrt{1-\dfrac{x^{2}}{b^{2}}}\,dx.
まず x=asin⁡θx=a\sin\theta とおくと、0≦θ≦α0\leqq\theta\leqq\alpha である。ただし α\alpha は ba=tan⁡α\dfrac{b}{a}=\tan\alpha、0<α<π20<\alpha<\dfrac{\pi}{2} を満たす角である。このとき
S1=ab∫0αcos⁡2θ dθ=ab2(α+sin⁡αcos⁡α)=ab2(α+aba2+b2).S_{1}=ab\displaystyle\int_{0}^{\alpha}\cos^{2}\theta\,d\theta=\dfrac{ab}{2}\left(\alpha+\sin\alpha\cos\alpha\right)=\dfrac{ab}{2}\left(\alpha+\dfrac{ab}{a^{2}+b^{2}}\right).
同様に、x=bsin⁡ϕx=b\sin\phi、0≦ϕ≦β0\leqq\phi\leqq\beta とおけば、β\beta は ab=tan⁡β\dfrac{a}{b}=\tan\beta、0<β<π20<\beta<\dfrac{\pi}{2} を満たす角であり、
S2=ab2(β+aba2+b2).S_{2}=\dfrac{ab}{2}\left(\beta+\dfrac{ab}{a^{2}+b^{2}}\right).
tan⁡β=ab=1tan⁡α\tan\beta=\dfrac{a}{b}=\dfrac{1}{\tan\alpha} より α+β=π2\alpha+\beta=\dfrac{\pi}{2} である。以上を加えて
S1+S2=ab2(π2+2aba2+b2)=πab4+a2b2a2+b2.S_{1}+S_{2}=\dfrac{ab}{2}\left(\dfrac{\pi}{2}+\dfrac{2ab}{a^{2}+b^{2}}\right)=\dfrac{\pi ab}{4}+\dfrac{a^{2}b^{2}}{a^{2}+b^{2}}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 不等式の表す領域
  • 定積分
  • 定積分による面積
  • 置換積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 楕円

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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