日本医科大学/2025年度/後期

2日本医科大学 2025年 数学 第2問解答・解説

1問題

日本医科大学2025年度第2問
実数の定数aa、bbは0<a<1<b0<a<1<bを満たすとする。xyxy平面内において不等式x2+(y−b)2a2≦1x^{2}+\dfrac{(y-b)^{2}}{a^{2}}\leqq 1により定まる領域を、xx軸の周りに1回転させてできる立体の体積をV(a,b)V(a,b)とするとき、以下の各問いに答えよ。

問1 V(a,b)V(a,b)をaaとbbを用いて表せ。答えのみでよい。

問2 nn、jjを1以上の整数として、V(a,b)V(a,b)に対してWn,j(a)W_{n,j}(a)を次で定める。
Wn,j(a)=V(an−1, 1+2j−12n−1) W_{n,j}(a)=V\left(a^{n-1},\,1+\dfrac{2j-1}{2^{n-1}}\right)
このWn,j(a)W_{n,j}(a)に対してXn(a)X_{n}(a)を次で定める。
Xn(a)=∑j=12n−1Wn,j(a) X_{n}(a)=\displaystyle\sum_{j=1}^{2^{n-1}}W_{n,j}(a)
Xn(a)X_{n}(a)をaaとnnを用いて表せ。答えのみでよい。

問3 問2のXn(a)X_{n}(a)に対して次の無限級数∑n=1∞nXn(a)\displaystyle\sum_{n=1}^{\infty}nX_{n}(a)が収束するためのaaに対する必要十分条件を求め、そのときの無限級数の和をaaを用いて表せ。なお必要ならば、−1<r<1-1<r<1を満たす実数の定数rrに対してlim⁡n→∞nrn=0\displaystyle\lim_{n\to\infty}nr^{n}=0が成り立つことを用いてよい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1 体積
    V(a,b)=2π2abV(a,b)=2\pi^2ab。
  • 問2 Xₙ(a)
    Xn(a)=4π2(2a)n−1X_n(a)=4\pi^2(2a)^{n-1}。
  • 問3 収束条件と和
    必要十分条件は 0<a<120<a<\frac12。和は 4π2(1−2a)2\frac{4\pi^2}{(1-2a)^2}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

問1 体積

xx で切った断面は半径 b±a1−x2b\pm a\sqrt{1-x^2} の円環なので、断面積は 4πab1−x24\pi ab\sqrt{1-x^2}。−1≦x≦1-1\leqq x\leqq1 で積分すると V=4πab⋅π2=2π2abV=4\pi ab\cdot\frac\pi2=2\pi^2ab。

問2 Xₙ(a)

m=2n−1m=2^{n-1} と置く。∑j=1m{1+2j−1m}=m+m2m=2m\sum_{j=1}^m\left\{1+\frac{2j-1}m\right\}=m+\frac{m^2}m=2m なので、Xn=2π2an−1⋅2m=4π2(2a)n−1X_n=2\pi^2a^{n-1}\cdot2m=4\pi^2(2a)^{n-1}。
n=1n=1 では第1引数が 11 だが、同じ回転体の体積の定義・断面積計算は a=1a=1 でも有効であり、この自然な境界値で評価する。

問3 収束条件と和

r=2a>0r=2a>0 と置けば求める級数は 4π2∑n=1∞nrn−14\pi^2\sum_{n=1}^\infty nr^{n-1}。r≧1r\geqq1 なら一般項が 00 へ収束しないので発散する。
0<r<10<r<1 のとき Tn=∑k=1nkrk−1T_n=\sum_{k=1}^nkr^{k-1} と置くと、(1−r)Tn=1+r+⋯+rn−1−nrn(1-r)T_n=1+r+\cdots+r^{n-1}-nr^n。従って Tn=1−rn(1−r)2−nrn1−r⟶1(1−r)2T_n=\frac{1-r^n}{(1-r)^2}-\frac{nr^n}{1-r}\longrightarrow\frac1{(1-r)^2}。
よって必要十分条件と和は結論の通り。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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