日本医科大学/2023年度/後期

3日本医科大学 2023年 数学 第3問解答・解説

1問題

日本医科大学2023年度第3問
Oを原点とする座標空間において、1辺の長さが1である正四面体をOABCとする。0<x<10<x<1 を満たす xx に対して、辺ABを x:(1−x)x:(1-x) に内分する点をDとし、辺BCを x:(1−x)x:(1-x) に内分する点をEとする。また、線分AEと線分CDの交点をPとおき、直線OE上の点Qを OQ→⋅OA→=BD→⋅BE→\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{OA}}=\overrightarrow{\mathrm{BD}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BE}} となるようにとる。△APC\triangle\mathrm{APC} の面積をSとし、△OAQ\triangle\mathrm{OAQ} の面積をTとする。このとき、以下の各問いに答えよ。(4)については導出過程も記せ。

(1) Sを xx を用いて表せ。答えのみでよい。

(2) ∣OE→∣|\overrightarrow{\mathrm{OE}}| を xx を用いて表せ。答えのみでよい。

(3) r=x(1−x)r=x(1-x) とおくとき、Tを rr のみを用いて表せ。答えのみでよい。

(4) xx を 0<x<10<x<1 の範囲で動かすとき、ST2\dfrac{S}{T^2} の最小値とそのときの xx の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1
    S=3x(1−x)4(x2−x+1)S=\frac{\sqrt3x(1-x)}{4(x^2-x+1)}。
  • 2
    ∣OE→∣=x2−x+1|\overrightarrow{OE}|=\sqrt{x^2-x+1}。
  • 3
    T=r43−4rT=\frac r4\sqrt{3-4r}。
  • 4
    x=12x=\frac12 で最小値 3233\frac{32\sqrt3}3。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

a⃗=OA→,b⃗=OB→,c⃗=OC→\vec a=\overrightarrow{OA},\vec b=\overrightarrow{OB},\vec c=\overrightarrow{OC}、r=x(1−x)r=x(1-x) とする。
OD→=(1−x)a⃗+xb⃗\overrightarrow{OD}=(1-x)\vec a+x\vec b、OE→=(1−x)b⃗+xc⃗\overrightarrow{OE}=(1-x)\vec b+x\vec c である。P=A+u(E−A)=C+v(D−C)P=A+u(E-A)=C+v(D-C) と表す。
a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c の係数比較から u(1−x)=vxu(1-x)=vx、1−u=v(1−x)1-u=v(1-x) である。これを解くと u=xx2−x+1u=\frac x{x^2-x+1} となる。
PP の BB に対応する重心座標は u(1−x)=r1−ru(1-x)=\frac r{1-r} である。底辺 ACAC を共有する △APC\triangle APC と △ABC\triangle ABC の高さの比はこの座標に等しい。
△ABC\triangle ABC の面積は 34\frac{\sqrt3}4 なので S=3r4(1−r)=3x(1−x)4(x2−x+1)S=\frac{\sqrt3r}{4(1-r)}=\frac{\sqrt3x(1-x)}{4(x^2-x+1)} である。

(2)

正四面体の辺より ∣b⃗∣=∣c⃗∣=1|\vec b|=|\vec c|=1、b⃗⋅c⃗=12\vec b\cdot\vec c=\frac12 である。
∣OE→∣2=∣(1−x)b⃗+xc⃗∣2=(1−x)2+x2+x(1−x)=x2−x+1=1−r. |\overrightarrow{OE}|^2=|(1-x)\vec b+x\vec c|^2=(1-x)^2+x^2+x(1-x)=x^2-x+1=1-r.
よって長さはその正の平方根である。

(3)

BD→=(1−x)(a⃗−b⃗)\overrightarrow{BD}=(1-x)(\vec a-\vec b)、BE→=x(c⃗−b⃗)\overrightarrow{BE}=x(\vec c-\vec b) であり、正三角形 ABCABC の ∠ABC=60∘\angle ABC=60^\circ から BD→⋅BE→=r2\overrightarrow{BD}\cdot\overrightarrow{BE}=\frac r2 である。
一方 OE→=(1−x)b⃗+xc⃗\overrightarrow{OE}=(1-x)\vec b+x\vec c なので a⃗⋅OE→=1−x2+x2=12\vec a\cdot\overrightarrow{OE}=\frac{1-x}2+\frac x2=\frac12 である。
QQ は直線 OEOE 上にあるので OQ→=λOE→\overrightarrow{OQ}=\lambda\overrightarrow{OE} とおけば、条件 OQ→⋅OA→=BD→⋅BE→\overrightarrow{OQ}\cdot\overrightarrow{OA}=\overrightarrow{BD}\cdot\overrightarrow{BE} から λ2=r2\frac\lambda2=\frac r2、したがって λ=r\lambda=r である。
よって、
T2=14(∣a⃗∣2∣rOE→∣2−(a⃗⋅rOE→)2)=r24(1−r−14)=r2(3−4r)16. \begin{aligned} T^2&=\frac14\left(|\vec a|^2|r\overrightarrow{OE}|^2-(\vec a\cdot r\overrightarrow{OE})^2\right)\\ &=\frac{r^2}4\left(1-r-\frac14\right)=\frac{r^2(3-4r)}{16}. \end{aligned}
r>0r>0 より T=r43−4rT=\frac r4\sqrt{3-4r} である。

(4)

0<x<10<x<1 から 0<r=x(1−x)≦140<r=x(1-x)\leqq\frac14 で、等号は x=12x=\frac12 のときに成り立つ。
(1)(3) より ST2=43r(1−r)(3−4r)\frac S{T^2}=\frac{4\sqrt3}{r(1-r)(3-4r)} である。
分母を F(r)=r(1−r)(3−4r)=3r−7r2+4r3F(r)=r(1-r)(3-4r)=3r-7r^2+4r^3 とすると、F′=3−14r+12r2F^\prime=3-14r+12r^2、F′′=−14+24r<0F^{\prime\prime}=-14+24r<0(0<r≦140<r\leqq\frac14)である。
よって F′F^\prime はこの区間で減少するが、右端でも F′(14)=14>0F^\prime(\frac14)=\frac14>0 である。したがって FF は狭義増加で、最大値は F(14)=14⋅34⋅2=38F(\frac14)=\frac14\cdot\frac34\cdot2=\frac38 である。
比 ST2\frac S{T^2} の最小値は 4338=3233\frac{4\sqrt3}{\frac38}=\frac{32\sqrt3}3 で、r=14r=\frac14、すなわち x=12x=\frac12 のときに達成する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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