高知大学/2024年度/前期

2高知大学 2024年 数学 第2問解答・解説

数学と人間の活動(整数)数と式

1問題

高知大学2024年度第2問
10001000 以下の自然数 xx に対し、集合 A(x)A(x) と集合 B(x)B(x) を次で定義する。
A(x)={a∣1≦a≦1000 かつ aはxの倍数}, A(x)=\{a\mid 1\leqq a\leqq1000\ \text{かつ}\ a\text{は}x\text{の倍数}\},
B(x)={b∣1≦b≦1000 かつ x∈A(b)}. B(x)=\{b\mid 1\leqq b\leqq1000\ \text{かつ}\ x\in A(b)\}.
また、有限集合 PP の要素の個数を n(P)n(P) で表す。このとき、次の問いに答えよ。(100点)
(1) n(A(5))n(A(5)) を求めよ。
(2) n(A(5)∪A(7)∪A(11))n(A(5)\cup A(7)\cup A(11)) を求めよ。
(3) B(99)B(99) の要素をすべて求めよ。
(4) n(B(x))=14n(B(x))=14 を満たす xx をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    n(A(5))=200n(A(5))=200。
  • (2)
    n(A(5)∪A(7)∪A(11))=376n(A(5)\cup A(7)\cup A(11))=376。
  • (3)
    B(99)={1,3,9,11,33,99}B(99)=\{1,3,9,11,33,99\}。
  • (4)
    x=192, 320, 448, 704, 832x=192,\ 320,\ 448,\ 704,\ 832。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

A(x)A(x) は1000以下の xx の倍数全体だから
n(A(x))=[1000x].n(A(x))=\left[\frac{1000}{x}\right].
また、x∈A(b)x\in A(b) は bb が xx の約数であることを意味する。1≦x≦10001\leqq x\leqq1000 なので、B(x)B(x) は xx の正の約数全体である。

(1) n(A(5))=1000/5=200\boxed{n(A(5))=1000/5=200}。

(2) 重複する倍数を引き、3集合の共通部分を加えると
n(A(5)∪A(7)∪A(11))=200+142+90−28−18−12+2=376.\begin{aligned}n(A(5)\cup A(7)\cup A(11)) &=200+142+90-28-18-12+2\\&=\boxed{376}. \end{aligned}
引いた3項は35、55、77の倍数の個数、最後の2は385の倍数の個数である。

(3) 99=32⋅1199=3^2\cdot11 より
B(99)={1,3,9,11,33,99}.\boxed{B(99)=\{1,3,9,11,33,99\}}.

(4) x=p1a1⋯pkakx=p_1^{a_1}\cdots p_k^{a_k} と素因数分解すると、約数の各素因数の指数を0から aia_i まで独立に選べるので
n(B(x))=(a1+1)⋯(ak+1).n(B(x))=(a_1+1)\cdots(a_k+1).
これが14なら、14の素因数分解 2⋅72\cdot7 より x=p13x=p^{13} または p6qp^6q(p,qp,q は異なる素数)に限られる。
213>10002^{13}>1000 なので前者はない。後者も p≧3p\geqq3 なら p6q≧36⋅2>1000p^6q\geqq3^6\cdot2>1000 だから、p=2p=2。従って
q≦1000/64<16,q=3,5,7,11,13.q\leqq1000/64<16,\qquad q=3,5,7,11,13.
いずれも条件を満たすから
x=192,320,448,704,832.\boxed{x=192,320,448,704,832}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 包除原理
  • 素因数分解
  • 約数の個数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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