慶應義塾大学/2025年度/前期
IV慶應義塾大学 2025年 数学 第IV問解答・解説
1問題
慶應義塾大学2025年度第IV問
以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。
(1) 座標平面において、連立不等式 の表す正方形 を考える。正方形 の辺上の異なる5点
は次の条件を満たすとする。 に対して、点 は正方形 の頂点でなく、点 を通る正方形 の辺を線分 と表すとき、 が成り立つ。ただし、 とする。
このとき、 である。さらに、 のとき であり、 のとき である。ただし、(う)には数を入れ、それ以外の上記の空欄は を用いて表しなさい。
(2) 座標空間において、連立不等式 の表す立方体 を考える。立方体 の面上の異なる5点
は次の条件を満たすとする。 に対して、点 は立方体 の頂点でなく、 の辺上にもない。さらに、点 を含む立方体 の面は、3点 の定める平面と直交し、この2つの面が共有する線分を と表すとき、 が成り立つ。ただし、 とする。
(i) 2点 を通る直線と平面 の交点の座標は を用いて と表されるので、 である。
(ii) を用いて と表される。さらに、 となるための必要十分条件は、 かつ となることであって、この条件が成り立つならば、 である。また、 かつ であるとき、 である。ただし、(さ)には数を入れ、(し)、(す)は を用いて、(せ)、(そ)は を用いて表しなさい。
(1) 座標平面において、連立不等式 の表す正方形 を考える。正方形 の辺上の異なる5点
は次の条件を満たすとする。 に対して、点 は正方形 の頂点でなく、点 を通る正方形 の辺を線分 と表すとき、 が成り立つ。ただし、 とする。
このとき、 である。さらに、 のとき であり、 のとき である。ただし、(う)には数を入れ、それ以外の上記の空欄は を用いて表しなさい。
(2) 座標空間において、連立不等式 の表す立方体 を考える。立方体 の面上の異なる5点
は次の条件を満たすとする。 に対して、点 は立方体 の頂点でなく、 の辺上にもない。さらに、点 を含む立方体 の面は、3点 の定める平面と直交し、この2つの面が共有する線分を と表すとき、 が成り立つ。ただし、 とする。
(i) 2点 を通る直線と平面 の交点の座標は を用いて と表されるので、 である。
(ii) を用いて と表される。さらに、 となるための必要十分条件は、 かつ となることであって、この条件が成り立つならば、 である。また、 かつ であるとき、 である。ただし、(さ)には数を入れ、(し)、(す)は を用いて、(せ)、(そ)は を用いて表しなさい。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。
タイマー
15:00
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
3解答
解答を見る途中式つきの解答
考え方
平面に垂直な方向へ射影し,等角条件を正接の距離比に直す。正方形では到達辺を場合分けし,立方体では射影直線と高さを媒介変数で表して境界到達を調べる。
解答
(1) 各点での等角条件を,正方形の辺に沿う距離と辺に垂直な距離の比に直す。角は鋭角なので,いずれも正接はこれらの距離の比で表せる。
では
したがってである。では
最初の関係からなので,を得る。これらを解くと
で,が左辺上にある間は
だからである。この値が1以下である条件はである。では,から左上へ進む直線が左辺に着く前に上辺に達し,水平移動距離はとなる。よって上辺との交点はである。したがってであり,残りの空欄も同じ計算で求まる。では両式ともを与える。
(2)(i)(ii) 各を含む平面は対応する立方体の面に垂直なので,面に垂直な方向を含む。したがって,その面への射影ではの射影が,面との交線に沿って一直線に並ぶ。等角条件では,交線に沿った射影はから反対向きに伸びる。以下,その交線方向の距離を,面に垂直な距離をとすると,対応する角の正接はである。
まずを通る平面はの面に垂直である。平面への射影では一直線上にあり,の射影はとの間にある。よってである。直線ととの交点は
だから,である。
とする。からへの射影距離はそれぞれ,対応する方向の距離はである。そこでの等角条件から
次にを通る平面をに射影する。平面上での射影は一直線上にあり,は両端の射影の間にある。の射影距離をそれぞれとすると,座標から
面に垂直な距離はで,でだから,等角条件はである。(1)を代入して解くと
さらに平面での一直線条件より
ここでおよびを用いるとだから
これでを得る。
最後にを通る平面はの面に垂直である。平面への射影では一直線上にあり,の射影はから反対向きに伸びる。の射影ととの差は
をからへ射影が進むときの座標の減少量とすれば,射影距離はである。の方向の距離は,射影距離はであるから,等角条件よりの高さはとなる。よってこの直線上の点は
立方体内でが増えると,に達する値はそれぞれ
は立方体の面上にあるので,最初に達する境界である。となるにはが必要であり,これはと同値である。さらにそのときは,すなわちと同値である。この条件なら(2)からとなる。したがってである。
またに最初に達する条件はかつである。このとき(2)にを代入すると
ゆえにである。
では
したがってである。では
最初の関係からなので,を得る。これらを解くと
で,が左辺上にある間は
だからである。この値が1以下である条件はである。では,から左上へ進む直線が左辺に着く前に上辺に達し,水平移動距離はとなる。よって上辺との交点はである。したがってであり,残りの空欄も同じ計算で求まる。では両式ともを与える。
(2)(i)(ii) 各を含む平面は対応する立方体の面に垂直なので,面に垂直な方向を含む。したがって,その面への射影ではの射影が,面との交線に沿って一直線に並ぶ。等角条件では,交線に沿った射影はから反対向きに伸びる。以下,その交線方向の距離を,面に垂直な距離をとすると,対応する角の正接はである。
まずを通る平面はの面に垂直である。平面への射影では一直線上にあり,の射影はとの間にある。よってである。直線ととの交点は
だから,である。
とする。からへの射影距離はそれぞれ,対応する方向の距離はである。そこでの等角条件から
次にを通る平面をに射影する。平面上での射影は一直線上にあり,は両端の射影の間にある。の射影距離をそれぞれとすると,座標から
面に垂直な距離はで,でだから,等角条件はである。(1)を代入して解くと
さらに平面での一直線条件より
ここでおよびを用いるとだから
これでを得る。
最後にを通る平面はの面に垂直である。平面への射影では一直線上にあり,の射影はから反対向きに伸びる。の射影ととの差は
をからへ射影が進むときの座標の減少量とすれば,射影距離はである。の方向の距離は,射影距離はであるから,等角条件よりの高さはとなる。よってこの直線上の点は
立方体内でが増えると,に達する値はそれぞれ
は立方体の面上にあるので,最初に達する境界である。となるにはが必要であり,これはと同値である。さらにそのときは,すなわちと同値である。この条件なら(2)からとなる。したがってである。
またに最初に達する条件はかつである。このとき(2)にを代入すると
ゆえにである。
読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
この問題で使う考え方
- 三角比と相互関係
- 空間図形の計量
- 座標による距離
- 直線の方程式
- 空間図形の性質
- 空間座標と空間ベクトル
- ベクトルの成分表示
- ベクトルによる図形の考察
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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