岩手医科大学/2022年度/一般

1岩手医科大学 2022年 数学 第1問解答・解説

数列数と式

1問題

岩手医科大学2022年度第1問
数列{an}\{a_n\}はすべての項が正の等比数列である。この数列{an}\{a_n\}の初項をaa、公比をr (r≠1)r\ (r\ne 1)とする。Sn=∑k=1nak,Tn=∑k=1n1akS_n=\sum_{k=1}^{n}a_k,\qquad T_n=\sum_{k=1}^{n}\frac{1}{a_k}とすると、S9:T9=36:1S_9:T_9=36:1である。ただし、nnは自然数である。次の問い(問1〜4)に答えよ。
問1  SnTn=aアrn−イ\frac{S_n}{T_n}=a^{\boxed{\text{ア}}}r^{n-\boxed{\text{イ}}}である。
問2  a5=ウa_5=\boxed{\text{ウ}}である。また、積 a1⋅a2⋅a3⋅a4⋅a5⋅a6⋅a7⋅a8⋅a9a_1\cdot a_2\cdot a_3\cdot a_4\cdot a_5\cdot a_6\cdot a_7\cdot a_8\cdot a_9 を素因数分解すると エオカキ\boxed{\text{エ}}^{\boxed{\text{オ}}}\boxed{\text{カ}}^{\boxed{\text{キ}}} である。ただし、エ<カ\boxed{\text{エ}}<\boxed{\text{カ}}とする。
問3  S9S6=134\frac{S_9}{S_6}=\frac{13}{4}のとき、r=クケコr=\boxed{\text{ク}}\frac{\boxed{\text{ケ}}}{\boxed{\text{コ}}}である。ただし、ク\boxed{\text{ク}}はできるだけ小さな値を答えよ。
問4  問3のとき、n≦20n\leqq 20を満たす{an}\{a_n\}の各項のうち、整数であるものの総和はサシスセ\boxed{\text{サシスセ}}である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1:ア=2, イ=1;問2:ウ=6, エ=2, オ=9, カ=3, キ=9;問3:r=313, ク=3, ケ=1, コ=3;問4:サシスセ=2186.\text{問1:}\mathrm{ア}=2,\ \mathrm{イ}=1;\quad \text{問2:}\mathrm{ウ}=6,\ \mathrm{エ}=2,\ \mathrm{オ}=9,\ \mathrm{カ}=3,\ \mathrm{キ}=9;\quad \text{問3:}r=3^{\dfrac13},\ \mathrm{ク}=3,\ \mathrm{ケ}=1,\ \mathrm{コ}=3;\quad \text{問4:}\mathrm{サシスセ}=2186.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

等比数列の一般項・有限和の公式で比を整理し、指数を3の倍数と余りに分けて整数となる項を判定する。

解答

(1)

公比は全項が正であることから r>0r>0、また条件より r≠1r\ne1 である。一般項は ak=ark−1a_k=ar^{k-1} だから、
Sn=arn−1r−1,Tn=1a∑j=0n−1r−j=1arn−1rn−1(r−1). S_n=a\dfrac{r^n-1}{r-1},\qquad T_n=\dfrac1a\displaystyle\sum_{j=0}^{n-1}r^{-j} =\dfrac1a\dfrac{r^n-1}{r^{n-1}(r-1)}.
よって SnTn=a2rn−1\dfrac{S_n}{T_n}=a^2r^{n-1} であり、問1は ア=2, イ=1\mathrm{ア}=2,\ \mathrm{イ}=1。

(2)

問1の結果と S9T9=36\dfrac{S_9}{T_9}=36 より a2r8=36a^2r^8=36。したがって a52=(ar4)2=36a_5^2=(ar^4)^2=36。a5>0a_5>0 なので a5=6a_5=6、すなわち ウ=6\mathrm{ウ}=6。また、
a1a2⋯a9=a9r0+1+⋯+8=a9r36=(a2r8)4(ar4)=364⋅6=69=29⋅39. a_1a_2\cdots a_9=a^9r^{0+1+\cdots+8}=a^9r^{36} =(a^2r^8)^4(ar^4)=36^4\cdot6=6^9=2^9\cdot3^9.
よって エ=2, オ=9, カ=3, キ=9\mathrm{エ}=2,\ \mathrm{オ}=9,\ \mathrm{カ}=3,\ \mathrm{キ}=9。

(3)

x=r3x=r^3 とおく。r>0, r≠1r>0,\ r\ne1 より x>0, x≠1x>0,\ x\ne1 であり、
134=S9S6=r9−1r6−1=x3−1x2−1=x2+x+1x+1. \dfrac{13}{4}=\dfrac{S_9}{S_6} =\dfrac{r^9-1}{r^6-1} =\dfrac{x^3-1}{x^2-1} =\dfrac{x^2+x+1}{x+1}.
よって 4x2−9x−9=0=(4x+3)(x−3)4x^2-9x-9=0=(4x+3)(x-3)。x>0x>0 だから x=3x=3、したがって r=31/3r=3^{1/3}。指定に従って底をできるだけ小さくすると r=313r=3^{\dfrac13} であり、ク=3, ケ=1, コ=3\mathrm{ク}=3,\ \mathrm{ケ}=1,\ \mathrm{コ}=3。実際、27−19−1=268=134\dfrac{27-1}{9-1}=\dfrac{26}{8}=\dfrac{13}{4} となり条件に合う。

(4)

an=a5rn−5=6rn−5a_n=a_5r^{n-5}=6r^{n-5}。指数を n−5=3q+sn-5=3q+s(q は整数, s=0,1,2q\text{ は整数},\ s=0,1,2)と表せば an=6⋅3qrsa_n=6\cdot3^q r^s。1≦n≦201\leqq n\leqq20 の範囲では s=0s=0 のときに限り整数となり、これは n≡2(mod3)n\equiv2\pmod3 の場合である。s=1,2s=1,2 では r=33r=\sqrt[3]{3} および r2=93r^2=\sqrt[3]{9} が無理数であり、有理数 6⋅3q6\cdot3^q との積も無理数だからである。したがって該当する添字は n=2,5,8,11,14,17,20n=2,5,8,11,14,17,20。その項は 2,6,18,54,162,486,14582,6,18,54,162,486,1458 なので、
2+6+18+54+162+486+1458=2(1+3+32+⋯+36)=237−13−1=2186. 2+6+18+54+162+486+1458 =2(1+3+3^2+\cdots+3^6) =2\dfrac{3^7-1}{3-1} =2186.
よって サシスセ=2186\mathrm{サシスセ}=2186。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 等比数列の一般項と和
  • 実数と無理数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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