弘前大学/2023年度

2弘前大学 2023年 数学 第2問解答・解説

場合の数と確率微分・積分の考え

1問題

弘前大学2023年度第2問
aa は 0≦a≦180 \leqq a \leqq 18 を満たす整数とする。18本のくじの中に、当たりが aa 本あり、はずれが (18−a)(18 - a) 本ある。この18本のくじから1本を引き、引いたくじをもとに戻す。この試行を6回繰り返すとき、次の確率(*)を P(a)P(a) とする。

(*) 1回目と6回目がともに当たりであり、かつ6回の間に当たりが3回以上は続かない確率

次の問いに答えよ。

(1) p=a18p = \frac{a}{18} とおくとき、P(a)P(a) を p を用いて表せ。

(2) 0≦a≦180 \leqq a \leqq 18 を満たす整数 a において、P(a)P(a) が最大となる a の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    P(a)=p2(1−p2)2P(a)=p^2(1-p^2)^2。
  • (2)
    a=10a=10。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

1回目と6回目を当たりに固定し、中央4回の許される並びを数えて確率式を作る。p2p^2を変数とした関数の増減で整数候補を絞り、隣接する候補を比較する。

解答

(1) 1回目と6回目はともに当たりなので、残る4回の結果を考える。残る4回の当たりの個数が0個、1個、2個となる並びは、それぞれ
0000,1000,0100,0010,0001,1010,1001,0110,01010000,\qquad 1000,0100,0010,0001,\qquad 1010,1001,0110,0101
である。ここで1を当たり、0をはずれとした。残る4回に当たりが3個以上ある並びでは、6回全体のどこかに当たりが3回以上続くため条件を満たさない。したがって
P(a)=p2(1−p)4+4p3(1−p)3+4p4(1−p)2=p2(1−p)2((1−p)2+4p(1−p)+4p2)=p2(1−p2)2.P(a)=p^2(1-p)^4+4p^3(1-p)^3+4p^4(1-p)^2 =p^2(1-p)^2\bigl((1-p)^2+4p(1-p)+4p^2\bigr) =p^2(1-p^2)^2.

(2) x=p2=(a/18)2x=p^2=(a/18)^2 とおくと、P(a)=f(x)P(a)=f(x), f(x)=x(1−x)2f(x)=x(1-x)^2 であり、
f′(x)=(1−x)(1−3x).f'(x)=(1-x)(1-3x).
よって 0≦x<1/30\leqq x<1/3 で増加し、1/3<x≦11/3<x\leqq1 で減少する。a=10a=10 では x=100/324<1/3x=100/324<1/3、a=11a=11 では x=121/324>1/3x=121/324>1/3 だから、整数 aa に対する最大候補は10と11だけである。
P(10)=(59(1−2581))2=(280729)2,P(11)=(1118(1−121324))2=(22335832)2.P(10)=\left(\frac59\left(1-\frac{25}{81}\right)\right)^2 =\left(\frac{280}{729}\right)^2,\qquad P(11)=\left(\frac{11}{18}\left(1-\frac{121}{324}\right)\right)^2 =\left(\frac{2233}{5832}\right)^2.
280/729=2240/5832>2233/5832280/729=2240/5832>2233/5832 より P(10)>P(11)P(10)>P(11)。したがって、求める整数は a=10a=10 である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • 独立な試行
  • 確率の基本法則
  • 導関数と増減
  • 多項式の導関数
  • 極大・極小

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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