医学部予備校の資料を取り寄せると、まず金額の幅に驚きます。

同じ「医学部予備校」でも、年に100万円台のところもあれば、700万円を超えるところもあるからです。

しかも、パンフレットの金額に講習や寮が入っているかは、予備校ごとにばらばらです。

みりたま
医学部予備校って、結局いくらかかるの?
そうた
公式の学費表で比べると、年36万円から748万円まで開くよ!

差が開く理由は、授業の形と時間です。

1対1の個別授業を毎日受ける専門予備校は年500万円を超え、週1〜2回のオンライン個別なら年100万円を切ります。

だから、最初に決めるのは「どこが良いか」ではなく、家庭で1年に出せる額です。

この記事では、各社の公式サイトに載っている学費だけを使って、予算ごとに選べる先を並べました。

この記事でわかること

  • 家庭の予算(年50万円まで・150万円まで・400万円まで・それ以上)ごとに選べる先
  • 専門予備校・オンライン個別・家庭教師の年額の比較表(公式の学費表から)
  • 年額に入っていない費用(講習・寮・交通費)
  • 予備校が要らない家庭の見分け方
  • 資料請求と無料相談で、自分の家の総額を出してもらう方法
目次8項目・タップで開く
  1. 結論:予算で選べる形が決まる
  2. 予備校が要らない家庭は?
  3. 予備校・個別指導の年額を比べると?
  4. あなたの家はどれ?予算別の答え
  5. 年額に入っていない費用は?
  6. 「高すぎる」と止まったときは?
  7. 資料請求と相談は、どう進める?
  8. 予算を決めて、総額を書いてもらう

01結論:予算で選べる形が決まる

先に答えを出します。

家庭で1年に出せる額ごとに、選べる形はほぼ決まります。

1年の予算選べる形公式の額の例(税込)
50万円までオンライン個別を週1〜2回トウコベ 週1回60分で年約36万円(入会金込み)
50〜150万円オンライン個別を多め、または専門予備校の一部の科目だけ東大先生 月44,800円〜(年53.8万円〜)、メディカルラボの科目選択(高3・週1コマ)年89.2万円、MEDiC 選抜(S)コース 年121万円
150〜400万円専門予備校の本科(少人数・集団)YMS 高卒本科 年99.4万〜343万円、メディカルラボ 高3総合コース 年312万円
400万円以上1対1の個別授業を中心にした専門予備校メディカルラボ 高卒生 年528万円、MEDiC 特訓コース 年604万円、京都医塾 年748万円の例

どの予算でも、最初の一歩は同じです。

候補の予備校の資料を取り寄せて、自分の子の学年とコースでの総額を書いてもらうことです。

塾選なら、住んでいる地域の塾・予備校を探して、そのまま資料請求や体験の申し込みに進めます。

住んでいる地域の医学部予備校を探す(塾選)

02予備校が要らない家庭は?

先に、お金をかけなくてよい家庭をはっきりさせておきます。

  • 国公立志望の現役生で、模試の判定がA〜Bで安定している:学校の授業と過去問で足ります。足りない1科目だけを、週1回のオンライン個別で補えば十分です。
  • 1年の予算が50万円に届かない:専門予備校の本科は選べません。オンライン個別を週1回にして、残りは参考書と過去問で回すほうが現実的です。
  • 志望校と入試科目がまだ決まっていない:先に決めないと、どの授業を何時間取るかが決まらず、見積もりも出ません。

逆に、浪人が決まった、私立医学部を併願する、独学で1年伸びなかった、のどれかに当てはまるなら、予備校を比べる価値があります。

志望校の決め方は、志望校の選び方にまとめています。

03予備校・個別指導の年額を比べると?

各社の公式の学費表から、年額を並べました。

「申し込める地域」は、その先を使える地域です。通えない予備校は、寮に入らない限り候補から外してください。

名前年額・料金(税込)申し込める地域形場所
メディカルラボ高卒生 5,279,500円/高3総合 3,122,400円/高3科目選択(週1コマ)891,800円全国1対1の個別授業全国27校とオンライン校
MEDiC(大阪医進予備校)特訓コース 6,042,740円/選抜(S)コース 1,210,000円(入学金込み)大阪に通える人少人数・個別大阪・天王寺
京都医塾高卒生の例 7,480,264円(入塾金・管理費・諸費込み)京都に通う・寮に入る人1対1と集団京都(寮あり)
YMS高卒本科 994,400〜3,429,800円/高三本科 559,350〜2,115,300円東京に通える人集団と個別東京・代々木
メビオ既卒生 入会金330,000円+授業1時間4,840円大阪に通う・寮に入る人少人数と個別大阪・天満橋(寮あり)
医進の会入学金110,000円+1時間9,900円(高卒の週10コマで月792,000円)大阪に通える人完全個別大阪・上本町
トウコベ入会金19,800円+30分3,080円+月3,850円(週1回60分で年361,680円)全国・オンラインオンライン1対1全国
東大先生月44,800円〜全国・オンラインオンライン家庭教師全国

※富士学院・現論会は、学費の金額を公式サイトに載せていません(資料請求や相談で案内)。大手の予備校(河合塾・駿台など)は、講座の取り方で年額が変わり、医系コースの年額の一覧は公式で見つかりませんでした。

ひと目でわかるのは、1対1の授業の時間が増えるほど年額が上がることです。

メディカルラボの場合、同じ高3でも、科目選択の週1コマ(89.2万円)と総合コース(312万円)で3.5倍の差があります。

みりたま
同じ予備校の中でも、そんなに違うの?
そうた
取る授業で決まるからね。資料は「コース別の年額」が載っているものを集めよう!

04あなたの家はどれ?予算別の答え

年50万円までの家庭

選べるのは、オンラインの1対1を週1〜2回です。

トウコベは、高3・既卒が30分3,080円で、週1回60分なら月28,490円(学習サポート費込み)、入会金と合わせて1年で約36万円です。

週2回にすると、1年で約66万円になります。

指導は高校の学習範囲までなので、医学部の二次の過去問を一緒に解く使い方より、苦手科目の土台を直す使い方が合います。

無料勉強相談で月額を出してもらう(トウコベ)

年50〜150万円の家庭

オンライン個別を多めに取るか、専門予備校の一部の科目だけを取るかを選べます。

東大先生は、学習計画・授業・自習室・24時間のサポートをまとめた総合対策が月44,800円からで、1年で53.8万円からです。

専門予備校の授業を受けたいなら、メディカルラボの科目選択(高3・週1コマで年89.2万円)や、国公立志望ならMEDiCの選抜(S)コース(入学金込みで年121万円)が、この幅に入ります。

年150〜400万円の家庭

専門予備校の本科を選べる幅です。

東京ならYMSの高卒本科(年99.4万〜343万円)、全国ならメディカルラボの高3総合コース(年312万円)がこの幅です。

寮に入るなら、寮費だけで年100万円前後を別に見ておきます(下の「年額に入っていない費用」)。

年400万円以上の家庭

1対1の授業を毎日のように受ける専門予備校を選べます。

メディカルラボの高卒生は年528万円、MEDiCの特訓コースは入学金込みで年604万円、京都医塾は高卒生の例で年748万円です。

この幅では、金額より「授業の時間と、自習を誰が見てくれるか」で比べると失敗しにくくなります。

どの幅でも、資料をまとめて取り寄せて、同じ条件で総額を比べるのが近道です。

医学部予備校の資料をまとめて請求する(塾選)

05年額に入っていない費用は?

パンフレットの年額だけで決めると、あとで足りなくなります。

よく抜けるのは次の3つです。

  • 季節講習:メディカルラボ・京都医塾は、季節講習の学費を年額に含めていません。MEDiCは夏期・冬期を年間受講料に含めています。
  • 寮と食事:寮に入ると、寮費だけで年100万円前後かかります。
  • 授業の追加:個別授業の予備校は、授業を足すと年額が上がります。

寮の費用は、公式に載っている分だけで次のとおりです。

予備校寮の費用(公式の表示)1年の目安
京都医塾入寮費78,000〜89,000円、月78,000〜89,000円、年間諸費156,000〜195,800円約117万〜125万円(寮Aは125.4万円)
メビオ男子寮 月87,000円・女子寮 月87,500円、傷害保険 年約15,000円、水道は実費約106万円+食費(希望制)
医進の会(提携寮)入館費190,000円・年間管理費266,000円・保証金50,000円、朝夕の食事つき公式に載っている分で約50.6万円(月の寮費の記載なし)
メディカルラボ・富士学院寮あり。費用は公式で非公表資料で確かめる

注意

寮の費用は予備校の学費と別に請求されることが多いので、資料請求のときに「寮と食事を入れた1年の総額」を聞いておきましょう。

06「高すぎる」と止まったときは?

年500万円と聞けば、ためらうのは当然です。

ただ、比べる相手は「予備校に行かない場合」ではなく、もう1年浪人した場合です。

浪人がもう1年延びれば、予備校代がもう1年分かかり、医師として働き始めるのも1年遅れます。

私立医学部の6年間の学費は大学で大きく違うので、志望校の学費と並べて考えてください。私立医学部の学費の一覧にまとめています。

みりたま
資料請求したら、電話がたくさん来ない?
そうた
来ることはあるよ。でも断ってよいし、比べるために何校か聞くのは普通のことなんだ。

断るときは「家族で比べてから決めます」で十分です。

資料をもらった時点では、何も決まっていません。

07資料請求と相談は、どう進める?

  1. 家庭で1年に出せる額を決める(寮と講習も入れて)
  2. 通える地域か、寮に入るか、オンラインかを決める
  3. 塾選で地域の医学部予備校を探し、2〜3校に資料請求する
  4. 資料が届いたら「学年・コース・寮・講習を入れた1年の総額」を同じ形で書き出す
  5. オンライン個別も比べたいなら、トウコベの無料の勉強相談で月額を出してもらう

ここまでで、1〜2週間あれば候補が絞れます。

浪人が決まる2〜3月は申し込みが集中するので、その前に資料をそろえておくと、慌てて決めずに済みます。

まとめ予算を決めて、総額を書いてもらう

  • 医学部予備校の年額は、公式の学費表で年36万円(オンライン個別・週1回)から748万円(京都医塾の例)まで開く
  • 最初に決めるのは、家庭で1年に出せる額。予算で選べる形が決まる
  • 季節講習・寮・授業の追加は年額に入っていないことが多い
  • 候補を2〜3校に絞って資料を取り寄せ、同じ条件で総額を比べる

まずは、住んでいる地域で通える医学部予備校を探して、資料をそろえるところからです。

住んでいる地域の医学部予備校を探す(塾選)

オンラインで月額を抑えたい家庭は、こちらも比べてください。

無料勉強相談を予約する(トウコベ)