講義はわかった。ノートもまとめた。なのに、問題を解くと選択肢を二つまで絞って止まる…。
勉強時間を増やしても、「何が足りなかったのか」が見えにくい。あなたも、しんどいですよね。
私も低学年のころ、きれいなノートを作り直すだけで一日が終わりました。
名前や数字が出なかったのか、理由がつながらなかったのかを分けてから復習することです。
全部を読み直すより、ずっと手をつけやすくなります。
復習のやり方が変わると、手元に残る本も変わります!
もう開かない本は、安心材料ではなく、場所とりです。
やることは、読み返さなくなった本を、机の端に寄せるだけ。
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本棚が空くと、次に使う一冊を置く場所ができますよね。
この記事でわかること
- 「覚えていない」と「説明できない」の直し方の違い
- 解説を読む前に、選んだ理由を一行書く方法
- 暗記は短く、仕組みは矢印でつなぐ考え方
- 教科書でつながらないときの図の教材の使い方
- 時間がない日の30分の配分
- もう開かない本を手放す目安
01「覚えていない」と「説明できない」の違いは?
解説を読んで「その用語を知らなかった」と思ったなら、まずは言葉を覚えます。
一方、用語はぜんぶ見覚えがあるのに、なぜその選択肢になるのかわからない。その場合は、途中のつながりを埋めるのが先です。
| 解けなかった理由 | 次にやること |
|---|---|
| 用語・分類・必要な数字が出てこない | 短い問いにして、見ずに答える |
| 知識はあるが、理由を説明できない | 教科書の図に戻り、つながりを言葉にする |
| 分かっていたのに選択肢を取り違えた | 似たものを二つ並べ、見分ける点を書く |
「理解が浅い」という大きな反省で終わらせないのがコツです。
何を知らなかったのかが一つ決まれば、次の10分でやることも決まりますよ。
02解説を読む前に、何をする?
問題を解いたら、すぐ正解を見たくなりますよね。
でもその前に、「なぜこの選択肢にしたか」を一行だけ書いてみましょう。
長い文章はいりません。「この所見を決め手にした」「この用語と勘違いした」くらいで十分です。
正解と照らすと、自分の判断のどこがずれたかが見えてきます。
たまたま当たった問題も、理由が言えないなら復習に回せるんです。
逆に、説明できる問題までまとめ直す必要はありません。
国試でも同じ考え方で、医師国家試験の過去問の使い方に確信度を記録するやり方を書いています。
03暗記は短く、仕組みは矢印で!
暗記する項目は、一つの問いに一つの答えを置くと回しやすくなります。
カードの表に大きなテーマだけを書いて、裏に教科書1ページ分を貼る。これだと、結局ただ読むだけになりがちです。
答えが長くなるなら、問いを分ければいいんです。
理解したいところは、「何が変わる→何が起こる→どんな所見につながる」の順に、短い矢印でつなぎます。
内分泌なら、ホルモンの名前だけを覚えるカードと、分泌の調節を説明する図は別々に作ります。
つまり、丸暗記と理解を対立させず、それぞれに役割を持たせるイメージです。
白い紙に流れだけ書いて、詰まった箇所だけ開いて確かめます。
きれいなノートへの作り直しは、そのあとで十分です。
04つながらないとき、図で見られる教材は?
文章を何度読んでも仕組みがつながらないなら、説明の量を増やすより、図で見られる教材のほうが進めやすいです。
糖尿病・代謝・内分泌を勉強しているなら、『病気がみえる vol.3』第6版が候補になります。
イラストを見ながら、問題で抜けていたつながりを探す使い方に向いています。
買ったら通読しようとせず、いま解いた問題に関係する見開きを開きます。
図を見て説明して、本を閉じてもう一度説明する。この往復が大切です。
そうすれば、参考書が「積んである安心材料」から、問題を解く道具に変わります。
『病気がみえる』を何巻か買い足すなら、Amazonでまとめて頼むと得です。
Prime Studentなら、Amazon.co.jpが売る本を3冊以上まとめて買うと、最大10%がポイントで戻ります。
学生向けのプライムで、最初の6か月は無料です。
図でつながりが見えたら、あとは詰まった所を言葉にするだけです。
まだその分野の授業を受けていないなら、いまの講義資料から始めて大丈夫ですよ。
教材を増やすのは、今の一冊で困る場面がはっきりしてからでも遅くありません。
紙と電子のどちらで持つか迷うときは、医学書は紙と電子どっち?もどうぞ。
05「答えを見たらわかる」を卒業するには?
読み返していると、だんだん全部わかった気がしてきます。
ただ、試験で必要なのは、答えが隠れた状態で引き出す力です。
学習研究でも、思い出す練習の効果が報告されています(Karpicke・Blunt)。
だから復習の中に、何も見ずに答える時間を少し入れてみませんか?
- 翌日に、前日に間違えた問題をもう一度解く
- 正解したら、理由まで一言
- 言えなかったらそこだけ確認して、数日空けてまた解く
毎回、全範囲を復習するより、引っかかった問題を戻すほうが続けやすいです。
「似た選択肢がなぜ違うか」まで言えるかを見るのもおすすめです。
CBT前の人は、CBT対策の教材の選び方も読んでみてください。
どの問題集をメインにするかの決め方を書いています。
国試の合否の見方は、医師国家試験の合格基準に整理しています。
06もう開かない本は、手放していい?
手放して、あとで必要になったら困る。その不安は、当然です。
手放しにくい理由は、だいたい三つに分かれます。
- 書き込みがあって、もったいない
- 高かったので、元を取りたい
- いつか使うかもしれない
解き直しに使う本は、残して大丈夫です。
一方で、何も見ずに理由まで答えられた範囲の本は、役目が終わった合図!
定期試験が終わった科目の本は、そのまま本棚で眠りがちです。
本棚が満杯のまま新しい教材を足すと、置き場所も本代も苦しくなります。
こんな人は、いま動く価値があります。
- 定期試験が終わった科目の本がある
- 先輩に譲られたけれど、一度も開いていない
- 問題集の範囲を、理由まで説明できるようになった
逆に、これから解き直す本は、手元に置いてください。
手放すと、翌日の解き直しの流れが切れるからです。
その人は、前の節の「何も見ずに答える」から始めましょう。
まずは、役目が終わった本を机の端に寄せて、数えるだけ。
メディカルマイスターは、医学書・医学専門書のほか、国家試験対策の参考書や問題集も買い取るサービスです。
申し込んだら、箱に詰めて送るところまでが一仕事。次の学年の教材代に回せます。
07時間がない日は、30分でどこまで?
時間がない日は、どう配分する? 次の形で始めてみましょう。
- 最初の10分は、少数の問題を解いて、選んだ理由を一行ずつ書く
- 次の10分は、詰まったところだけ、教科書や図に戻る
- 最後の10分は、本を閉じて説明して、次に解き直す問題に印をつける
これは、あくまで始めるための配分です。
難しい問題なら、1問に30分使っても構いません。
知っている用語を一つ忘れていただけなら、短いカードを作って次へ進めばOKです。
問題の数より、「次はどこを直せば解けるか」が残ること。そこを目指します。
iPadで講義PDFと教科書を行き来して勉強している人は、iPadの勉強を散らかさない使い方も参考になりますよ。
まとめ今日は、間違えた1問だけ開こう!
最近間違えた1問を開いて、暗記が足りなかったのか、理由がつながらなかったのかを一つ決めます。
そのうえで、何も見ずにもう一度答えてみてください。
勉強法を全部入れ替えなくても、復習はそこから変えられます。
まずは今日、その問題から始めてみてくださいね。
もう一つ、役目が終わった本を机の端に寄せて、数えておく。
復習が変わると、本棚も軽くなります。
送るかどうかは、数えてから決めて大丈夫です。
参考にした情報:メディックメディア:病気がみえる vol.3 第6版、Karpicke・Blunt:Retrieval practice produces more learning than elaborative studying with concept mapping