和歌山県立医科大学/2023年度/前期

2和歌山県立医科大学 2023年 数学 第2問解答・解説

図形と方程式数学と人間の活動(整数)

1問題

和歌山県立医科大学2023年度第2問
xyxy 平面において方程式 15x+28y=015x+28y=0 が表す直線を LL とする。

(1) LL 上にない格子点と LL との距離の最小値を求めよ。ただし、格子点とは xyxy 平面上の点で xx 座標と yy 座標がともに整数であるものをいう。

(2) (1) の最小値を与える格子点の座標 (x,y)(x,y) の中で、∣x∣+∣y∣|x|+|y| が最小となるものを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    11009\dfrac{1}{\sqrt{1009}}
  • (2)
    (x,y)=(−13,7),(13,−7)(x,y)=(-13,7),(13,-7)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

点と直線の距離を直線の左辺の値で表し、その整数値の最小の非零絶対値を互除法で実現する。最小値を与える全整数解を表し、絶対値和を整数パラメータで場合分けして最小化する。

解答

直線 LL の法線方向は (15,28)(15,28) である。格子点 P=(x,y)P=(x,y) から LL に下ろした垂線の足を QQ とすると、ある実数 tt を用いて Q=(x−15t,y−28t)Q=(x-15t,y-28t) と表せる。QQ は LL 上にあるから
15(x−15t)+28(y−28t)=0 15(x-15t)+28(y-28t)=0
であり、したがって t=(15x+28y)/1009t=(15x+28y)/1009 である。また PQ=∣t∣152+282PQ=|t|\sqrt{15^2+28^2} なので、
d=∣15x+28y∣1009 d=\dfrac{|15x+28y|}{\sqrt{1009}}
となる(dd は点 PP と直線 LL の距離)。

(1) 格子点では 15x+28y15x+28y は整数であり、PP が LL 上にないときはこの整数は 00 でない。よって ∣15x+28y∣≧1|15x+28y|\geqq 1 である。一方、互除法により
28=15+13,15=13+2,13=6⋅2+1 28=15+13,\qquad 15=13+2,\qquad 13=6\cdot2+1
であり、逆にたどると
1=7⋅28−13⋅15 1=7\cdot28-13\cdot15
を得る。したがって格子点 (−13,7)(-13,7) では 15x+28y=115x+28y=1 となり、この点は LL 上になく、距離の最小値を実現する。よって求める最小距離は 1/10091/\sqrt{1009} である。

(2) (1)の最小距離を与える格子点は 15x+28y=115x+28y=1 または 15x+28y=−115x+28y=-1 を満たす点である。まず右辺が 11 の場合、特解 (−13,7)(-13,7) を引くと
15(x+13)+28(y−7)=0 15(x+13)+28(y-7)=0
となる。1515 と 2828 は互いに素なので、2828 は x+13x+13 を割り切る。よってある整数 kk に対して
x=28k−13,y=7−15k x=28k-13,\qquad y=7-15k
である。k≦0k\leqq0 のとき x<0,y>0x<0,y>0 だから ∣x∣+∣y∣=20−43k≧20|x|+|y|=20-43k\geqq20 であり、等号は k=0k=0 のときに限る。k≧1k\geqq1 のとき x>0,y<0x>0,y<0 だから ∣x∣+∣y∣=43k−20≧23|x|+|y|=43k-20\geqq23 である。したがって右辺が 11 の場合は (−13,7)(-13,7) で絶対値和が最小になる。右辺が −1-1 の場合の解はこれらの点の符号を反転したものなので、同じ最小値を与える点は (13,−7)(13,-7) である。以上より求める座標は (−13,7),(13,−7)(-13,7),(13,-7) である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 座標による距離
  • 直線の方程式
  • 約数・倍数
  • ユークリッドの互除法

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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