東北医科薬科大学/2022年度/一般

I東北医科薬科大学 2022年 数学 第I問解答・解説

二次関数いろいろな式図形と方程式微分・積分の考え

1問題

東北医科薬科大学2022年度第I問
pp は正の定数とし、xyxy 平面の曲線 C:y=f(x)=x4−4x3C:y=f(x)=x^4-4x^3 上の点 (p,f(p))(p,f(p)) における接線 ℓ\ell を y=ax+by=ax+b とする。このとき、以下の問に答えなさい。
  (1) 曲線 CC と接線 ℓ\ell の共有点が全て接点であるとき、
  (1-1) pp が取りうる値の範囲は ア+イ≦p\boxed{\text{ア}}+\sqrt{\boxed{\text{イ}}}\leqq p である。
  (1-2) p=ア+イp=\boxed{\text{ア}}+\sqrt{\boxed{\text{イ}}} のとき、a=ウエa=\boxed{\text{ウエ}}、b=オカb=\boxed{\text{オカ}} である。
  (1-3) p=ア+イp=\boxed{\text{ア}}+\sqrt{\boxed{\text{イ}}} のとき、接線 ℓ\ell と曲線 CC で囲まれた図形の面積は キクケコ\dfrac{\boxed{\text{キク}}\sqrt{\boxed{\text{ケ}}}}{\boxed{\text{コ}}} である。
  (2) 接線 ℓ\ell が点 (1,−3)(1,-3) を通るとする。連立不等式
{0≦x≦2,x4−4x3≦y≦ax+b \begin{cases} 0\leqq x\leqq 2,\\ x^4-4x^3\leqq y\leqq ax+b \end{cases}
で表される図形の面積を SS とおく。
  (2-1) p=1p=1 のとき、a=サシ,b=ス,S=セソタ a=\boxed{\text{サシ}},\quad b=\boxed{\text{ス}},\quad S=\frac{\boxed{\text{セソ}}}{\boxed{\text{タ}}} である。
  (2-2) p≠1p\neq 1 のとき、p=チ+ツ,S=テト+ナニ p=\boxed{\text{チ}}+\sqrt{\boxed{\text{ツ}}},\quad S=\frac{\boxed{\text{テ}}}{\boxed{\text{ト}}}+\boxed{\text{ナ}}\sqrt{\boxed{\text{ニ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 接線と曲線の共有点

f(x)=x4−4x3f(x)=x^4-4x^3 とおくと、f′(x)=4x3−12x2f'(x)=4x^3-12x^2 である。x=px=p における接線 y=ax+by=ax+b は

a=4p3−12p2,b=f(p)−pa=−3p4+8p3 a=4p^3-12p^2,\qquad b=f(p)-pa=-3p^4+8p^3

となる。したがって

f(x)−(ax+b)=(x−p)2q(x),q(x)=x2+(2p−4)x+3p2−8p. f(x)-(ax+b)=(x-p)^2q(x),\qquad q(x)=x^2+(2p-4)x+3p^2-8p.

x=px=p は接点である。ほかの実根があれば、その根が単根なら接線と曲線はそこで交差し接していない。qq の実根が重根なら、その根では差が二重根となり接する。よって共有点がすべて接点となるための必要十分条件は、qq が実根を持たないか重根を持つこと、すなわち判別式が 00 以下であることである。

D=(2p−4)2−4(3p2−8p)=8(−p2+2p+2)≦0. D=(2p-4)^2-4(3p^2-8p)=8(-p^2+2p+2)\leqq 0.

p>0p>0 を合わせると p≧1+3p\geqq 1+\sqrt3。等号時には q(x)=(x−(1−3))2q(x)=(x-(1-\sqrt3))^2 となり、そこでの共有点も接点である。したがって (1-1) は

p≧1+3. \boxed{p\geqq 1+\sqrt3}.

(1-2) 境界値での接線

p=1+3p=1+\sqrt3 のとき p2=4+23p^2=4+2\sqrt3 だから

a=4p2(p−3)=4(4+23)(3−2)=−8. a=4p^2(p-3)=4(4+2\sqrt3)(\sqrt3-2)=-8.

また p3=10+63p^3=10+6\sqrt3 より

b=p3(8−3p)=(10+63)(5−33)=−4. b=p^3(8-3p)=(10+6\sqrt3)(5-3\sqrt3)=-4.

よって

a=−8,b=−4. \boxed{a=-8,\quad b=-4}.

(1-3) 囲まれた部分の面積

等号時の qq の重根は r=1−3r=1-\sqrt3 であり、p−r=23p-r=2\sqrt3。したがって曲線と接線の差は

f(x)−(ax+b)=(x−p)2(x−r)2. f(x)-(ax+b)=(x-p)^2(x-r)^2.

囲まれた部分は r≦x≦pr\leqq x\leqq p にあり、その面積は、t=x−rt=x-r、d=p−r=23d=p-r=2\sqrt3 と置いて

∫rp(x−r)2(p−x)2 dx=∫0dt2(d−t)2 dt=d530=(23)530=4835. \begin{aligned} \int_r^p (x-r)^2(p-x)^2\,dx &=\int_0^d t^2(d-t)^2\,dt\\ &=\frac{d^5}{30} =\frac{(2\sqrt3)^5}{30} =\frac{48\sqrt3}{5}. \end{aligned}

(2-1) p=1p=1 の場合

接線の係数は a=4−12=−8a=4-12=-8、b=−3−a=5b=-3-a=5。差を因数分解すると

(ax+b)−f(x)=−(x−1)2(x2−2x−5)≧0(0≦x≦2), (ax+b)-f(x)=-(x-1)^2(x^2-2x-5)\geqq0\qquad(0\leqq x\leqq2),

である(x2−2x−5=(x−1)2−6<0x^2-2x-5=(x-1)^2-6<0)。よって指定領域の面積は

S=∫02{−x4+4x3−8x+5} dx=[−x55+x4−4x2+5x]02=185. \begin{aligned} S&=\int_0^2\{-x^4+4x^3-8x+5\}\,dx\\ &=\left[-\frac{x^5}{5}+x^4-4x^2+5x\right]_0^2 =\frac{18}{5}. \end{aligned}

したがって

a=−8,b=5,S=185. \boxed{a=-8,\quad b=5,\quad S=\frac{18}{5}}.

(2-2) p≠1p\ne1 の場合

接線が (1,−3)(1,-3) を通る条件は a+b=−3a+b=-3 である。接線の式から

a+b=−3p2(p−2)2=−3 a+b=-3p^2(p-2)^2=-3

となるので、p(p−2)=±1p(p-2)=\pm1。p>0p>0 かつ p≠1p\ne1 より p=1+2p=1+\sqrt2 である。このとき

a=4p2(p−3)=−8−42,b=−3−a=5+42. a=4p^2(p-3)=-8-4\sqrt2,\qquad b=-3-a=5+4\sqrt2.

差は

f(x)−(ax+b)=(x−p)2(x−1)(x−1+22). f(x)-(ax+b)=(x-p)^2(x-1)(x-1+2\sqrt2).

0≦x≦10\leqq x\leqq1 では右辺は 00 以下、1<x≦21<x\leqq2 では 00 以上である。したがって不等式 f(x)≦y≦ax+bf(x)\leqq y\leqq ax+b を満たすのは 0≦x≦10\leqq x\leqq1 の部分だけであり、

S=∫01{−x4+4x3+(−8−42)x+5+42} dx=−15+1−4−22+5+42=95+22. \begin{aligned} S&=\int_0^1\{-x^4+4x^3+(-8-4\sqrt2)x+5+4\sqrt2\}\,dx\\ &=-\frac15+1-4-2\sqrt2+5+4\sqrt2 =\frac95+2\sqrt2. \end{aligned}

最終結果は

p=1+2,S=95+22. \boxed{p=1+\sqrt2,\quad S=\frac95+2\sqrt2}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 接線の方程式
  • 剰余・因数定理
  • 二次方程式の判別式
  • 二次不等式とグラフ
  • 定積分による面積
  • 定積分
  • 不等式の表す領域

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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