島根大学/2023年度/前期

4島根大学 2023年 数学 第4問解答・解説

1問題

島根大学2023年度第4問
a a\,を実数の定数、n n\,を自然数とし、関数 f(x)\,f(x)を f(x)=1−a xn \,f(x)=1-a\,{x}^{n}\,と定める。次の問いに答えよ。

(1) n+5n+2≦2 \frac{n+5}{n+2}\leqq 2\,を示せ。

(2) ∫01x f(x) dx≦23 (∫01f(x) dx)2 \displaystyle {\int }_{0}^{1}x\,f(x)\,dx\leqq \frac{2}{3}\,{({\int }_{0}^{1}f(x)\,dx)}^{2}\,を示せ。

(3) (2)の不等式において、等号が成立するときの a \,a\,と n \,n\,の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 指定の分数の上限
    n+5n+2≦2\frac{n+5}{n+2}\leqq2。等号は n=1n=1。
  • (2) 積分不等式の証明
    全実数 aa、全自然数 nn について成立する。
  • (3) 等号成立条件
    a=1a=1、n=1n=1。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

nn は自然数なので n≧1n\geqq1。2−n+5n+2=n−1n+2≧02-\frac{n+5}{n+2}=\frac{n-1}{n+2}\geqq0 だから成立する。等号は n−1=0n-1=0 のとき。

(2)

t=an+1t=\frac a{n+1}、c=n+5n+2c=\frac{n+5}{n+2} と置く。積分は I=∫01f(x) dx=1−tI=\int_0^1f(x)\,dx=1-t、J=∫01xf(x) dx=12−an+2J=\int_0^1xf(x)\,dx=\frac12-\frac a{n+2}。
差 D=23I2−JD=\frac23I^2-J を整理すると
6D=4t2−2ct+1=4(t−c4)2+1−c24.6D=4t^2-2ct+1=4\left(t-\frac c4\right)^2+1-\frac{c^2}4.
(1)から 0<c≦20<c\leqq2 なので 1−c24≧01-\frac{c^2}4\geqq0。従って D≧0D\geqq0 となり、設問の不等式を得る。aa には符号制限を一切置いていない。

(3)

上の2つの非負項がともに 00 となる必要十分条件は c=2c=2、t=c4=12t=\frac c4=\frac12。c=2c=2 は(1)により n=1n=1。そのとき t=an+1=a2t=\frac a{n+1}=\frac a2 だから a=1a=1。
実際 f(x)=1−xf(x)=1-x なら J=16J=\frac16、23I2=23(12)2=16\frac23I^2=\frac23\left(\frac12\right)^2=\frac16 で等号が成立する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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