奈良県立医科大学/2023年度/後期
4奈良県立医科大学 2023年 数学 第4問解答・解説
1問題
奈良県立医科大学2023年度第4問
実数
rに対して
[r]は
r以下の整数の中で最大のものを表す。正整数
mに対して
n1=[m]とおく。次に
n2=[m−n12]とおく。同様に整数
ni(i>1)を帰納的に
ni=[m−n12−⋯−ni−12]と定める。すると正整数
mは
l個の平方数
ni2(i=1、⋯、l)の和として
m=n12+n22+⋯+nl2、ni>0(i=1、⋯、l)のように一意に表せる。このとき
l(>0)は
mにより定まる関数であり、
l=l(m)とおく。例えば
5=22+12なので
l(5)=2である。
(1)
m(>1)が平方数
m=k2(kは正整数)ならば、
l(m)=l(m−1)となることを証明せよ。
(2)
2以上の任意の正整数
mに対して、
l(m)=l(m−1)となることを証明せよ。
(3)
l(a)=5となる最小の正整数
a、l(b)=6となる最小の正整数
b、および
l(c)=7となる最小の正整数
cを求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
(1)l(k2)=1=l(k2−1)。
(2)すべての整数
m≧2 で
l(m)=l(m−1)。
(3)a=23,b=167,c=7223。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
解答
(1)
平方数
k2 の貪欲分解は一項なので
l(k2)=1。
k≧2 のとき
(k−1)2<k2−1<k2 であり、
k2−1 は平方数でない。したがってその分解は二項以上、
l(k2−1)≧2。
(2)
m について強い帰納法を用いる。
m=2 では
l(2)=2,l(1)=1。
m が平方数なら(1)による。
平方数でなければ
k=[m]=[m−1],r=m−k2 とおくと
1≦r≦2k,r<m。便宜上
l(0)=0 と置けば
l(m)=1+l(r),l(m−1)=1+l(r−1)。
r=1 なら
l(r)=1=0、
r≧2 なら帰納法の仮定で
l(r)=l(r−1)。よって求める不等式が成り立つ。
(3)
l(m)=j となる最小の
m を
Mj とする。
M1=1。
j≧2 について
m=k2+r(
k=[m])と書けば
1≦r≦2k,l(r)=j−1 である。
したがって
r≧Mj−1 より
k≧2Mj−1 である。
k は整数なので
k≧k0 となる。ここで
k0 は
2Mj−1 以上の最小の整数(
2Mj−1 を切り上げた整数)とする。よって
m≧k02+Mj−1.逆に
r=Mj−1、
k=k0 と置けば、
r≦2k より
k2≦k2+r<(k+1)2 となり、等号の値が実現する。よって
Mj=k02+Mj−1.順に
M1=1,M2=2,M3=3,M4=7,M5=23,M6=167,M7=842+167=7223。
読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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