奈良県立医科大学/2022年度/後期

1奈良県立医科大学 2022年 数学 第1問解答・解説

1問題

奈良県立医科大学2022年度第1問
関数 fn(x)\,{f}_{n}(x) ( n=0 、\text{(}\,n=0\,\text{、} 1 、1\,\text{、} ⋯ )\cdots\,\text{)}を以下で定める。

fn(x)=∫0x(t−x)2n(2n)!cos⁡(t)dt 。{f}_{n}(x)={∫}_{0}^{x}\frac{{(t-x)}^{2n}}{(2n)!}\cos (t)dt\,\text{。}

ただし、0!=1 0!=1\,とする。

(1) n>0 n>0\,のとき、fn(x){f}_{n}(x)と fn−1(x)\,{f}_{n-1}(x)との関係式を求めよ。

(2) n>0 n>0\,に対して、等式

sin⁡(x)=∑k=1n(−1)k−1x2k−1(2k−1)! \sin (x)={∑}_{k=1}^{n}\frac{{(−1)}^{k-1}{x}^{2k-1}}{(2k-1)!}\, −(−1)n−1fn(x)-{(-1)}^{n-1}{f}_{n}(x)

が成り立つことを証明せよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    fn(x)+fn−1(x)=x2n−1(2n−1)!f_n(x)+f_{n-1}(x)=\frac{x^{2n-1}}{(2n-1)!}。
  • (2)
    sin⁡x=∑k=1n(−1)k−1x2k−1(2k−1)!−(−1)n−1fn(x)\sin x=\sum_{k=1}^{n}\frac{(-1)^{k-1}x^{2k-1}}{(2k-1)!}-(-1)^{n-1}f_n(x)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

n>0n>0 で tt について2回部分積分する。1回目はfn=[(t−x)2nsin⁡t(2n)!]0x−∫0x(t−x)2n−1sin⁡t(2n−1)! dtf_n=\left[\frac{(t-x)^{2n}\sin t}{(2n)!}\right]_0^x-\int_0^x\frac{(t-x)^{2n-1}\sin t}{(2n-1)!}\,dtで境界項は0。2回目には sin⁡t=−(cos⁡t)′\sin t=-(\cos t)\prime を用い、残る境界項と積分を計算するとfn=x2n−1(2n−1)!−∫0x(t−x)2n−2cos⁡t(2n−2)! dt=x2n−1(2n−1)!−fn−1.\begin{aligned}f_n&=\frac{x^{2n-1}}{(2n-1)!}-\int_0^x\frac{(t-x)^{2n-2}\cos t}{(2n-2)!}\,dt\\&=\frac{x^{2n-1}}{(2n-1)!}-f_{n-1}.\end{aligned}これは xx の正負によらず向き付き定積分として成立する。

(2)

f0(x)=∫0xcos⁡t dt=sin⁡xf_0(x)=\int_0^x\cos t\,dt=\sin x。(1)を fk−1=x2k−1(2k−1)!−fkf_{k-1}=\frac{x^{2k-1}}{(2k-1)!}-f_k と書き、k=1k=1 から順に代入するとf0=x−x33!+⋯+(−1)n−1x2n−1(2n−1)!+(−1)nfn.f_0=x-\frac{x^3}{3!}+\cdots+\frac{(-1)^{n-1}x^{2n-1}}{(2n-1)!}+(-1)^nf_n.この最後の項は −(−1)n−1fn-(-1)^{n-1}f_n に等しいので所定の式となる。帰納法で見ると、nn から n+1n+1 へは最後の fnf_n に(1)を代入するだけで証明できる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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