長崎大学/2022年度/前期

7長崎大学 2022年 数学 第7問解答・解説

1問題

長崎大学2022年度第7問
原点をOOとするxyxy座標平面上に、楕円C:x2a2+y2b2=1 (a>b>0)C:\dfrac{x^2}{a^2}+\dfrac{y^2}{b^2}=1\ (a>b>0)と、CC上を動く点P(acos⁡α,bsin⁡α) (0<α<π2)P(a\cos\alpha,b\sin\alpha)\ \left(0<\alpha<\dfrac\pi2\right)がある。以下の問いに答えよ。

(1) CCの方程式の両辺をxxで微分し、PPにおけるCCの接線の傾きを求めよ。また、この接線の方程式はcos⁡αax+sin⁡αby=1\dfrac{\cos\alpha}{a}x+\dfrac{\sin\alpha}{b}y=1であることを示せ。

(2) PPにおけるCCの接線とxx軸およびyy軸とで囲まれる三角形の面積SSの最小値を求めよ。また、このときのPPを点QQとし、QQにおけるCCの接線をℓ\ellとする。QQの座標およびℓ\ellの方程式を、a,ba,bを用いて表せ。

(3) CC上の点R(acos⁡β,bsin⁡β) (π2<β<π)R(a\cos\beta,b\sin\beta)\ \left(\dfrac\pi2<\beta<\pi\right)における接線mmが、(2)で求めたℓ\ellと垂直に交わるものとし、その交点をAAとする。このとき、tan⁡β\tan\betaの値およびRRの座標を、a,ba,bを用いて表せ。

(4) (2)と(3)におけるQ,R,AQ,R,Aについて、線分OQ,OR,OAOQ,OR,OAの長さの平方OQ2,OR2,OA2OQ^2,OR^2,OA^2をそれぞれa,ba,bを用いて表し、線分OQ,OR,OAOQ,OR,OAの長さの大小を比較せよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    接線の傾きは −bcos⁡αasin⁡α-\frac{b\cos\alpha}{a\sin\alpha}、接線は cos⁡αax+sin⁡αby=1\frac{\cos\alpha}a x+\frac{\sin\alpha}b y=1。
  • (2)
    最小面積は abab。Q=(a2,b2)Q=(\frac a{\sqrt2},\frac b{\sqrt2})、ℓ:xa+yb=2\ell:\frac xa+\frac yb=\sqrt2。
  • (3)
    tan⁡β=−b2a2\tan\beta=-\frac{b^2}{a^2}、R=(−a3a4+b4,b3a4+b4)R=(-\frac{a^3}{\sqrt{a^4+b^4}},\frac{b^3}{\sqrt{a^4+b^4}})。
  • (4)
    OQ2=a2+b22,OR2=a6+b6a4+b4,OA2=a2+b2OQ^2=\frac{a^2+b^2}2,\quad OR^2=\frac{a^6+b^6}{a^4+b^4},\quad OA^2=a^2+b^2。大小は OQ<OR<OAOQ<OR<OA。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

両辺を xx で微分すると 2xa2+2yy′b2=0\frac{2x}{a^2}+\frac{2yy\prime}{b^2}=0 より、y′=−b2xa2yy\prime=-\frac{b^2x}{a^2y}。PP では y=bsin⁡α>0y=b\sin\alpha>0 なので、傾きは −bcos⁡αasin⁡α-\frac{b\cos\alpha}{a\sin\alpha}。点と傾きの式を用いると
y−bsin⁡α=−bcos⁡αasin⁡α(x−acos⁡α)y-b\sin\alpha=-\frac{b\cos\alpha}{a\sin\alpha}(x-a\cos\alpha)
これを整理し、sin⁡2α+cos⁡2α=1\sin^2\alpha+\cos^2\alpha=1 を使うと答えの式になる。

(2)

接線の両軸切片は acos⁡α,bsin⁡α\frac a{\cos\alpha},\frac b{\sin\alpha} で正である。面積は S=ab2sin⁡αcos⁡α=absin⁡2α≧abS=\frac{ab}{2\sin\alpha\cos\alpha}=\frac{ab}{\sin2\alpha}\geqq ab。等号は α=π4\alpha=\frac\pi4 でのみ成り立つので、そのときの QQ と ℓ\ell が答えになる。

(3)

ℓ\ell の傾きは −ba-\frac ba なので、直交する mm の傾きは ab\frac ab。(1)を RR に適用すると −bacos⁡βsin⁡β=ab-\frac ba\frac{\cos\beta}{\sin\beta}=\frac ab より、tan⁡β=−b2a2\tan\beta=-\frac{b^2}{a^2}。β\beta は第2象限なので cos⁡β=−a2d\cos\beta=-\frac{a^2}d、sin⁡β=b2d\sin\beta=\frac{b^2}d、ただし d=a4+b4d=\sqrt{a^4+b^4}。これより RR の座標を得る。mm は −ax+by=d-ax+by=d と表される。

(4)

初めの2つは Q,RQ,R の座標から得られる。AA は bx+ay=2abbx+ay=\sqrt2ab、−ax+by=d-ax+by=d を満たす。両辺をそれぞれ2乗して加えると(a2+b2)(x2+y2)=2a2b2+d2=(a2+b2)2(a^2+b^2)(x^2+y^2)=2a^2b^2+d^2=(a^2+b^2)^2より、OA2=a2+b2OA^2=a^2+b^2。s=a2+b2s=a^2+b^2 とおくとOR2−OQ2=s(a2−b2)22(a4+b4)>0,OR^2-OQ^2=\frac{s(a^2-b^2)^2}{2(a^4+b^4)}>0,OA2−OR2=a2b2sa4+b4>0.OA^2-OR^2=\frac{a^2b^2s}{a^4+b^4}>0.a>b>0a>b>0 より厳密不等号が成り立ち、長さも同じ大小順となる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

長崎大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第8問へ進む数と式・指数関数・対数関数・微分・積分の考え・積分法・場合の数と確率・数列

長崎大学のほかの年度