岐阜大学/2022年度/後期

5岐阜大学 2022年 数学 第5問解答・解説

1問題

岐阜大学2022年度第5問
0≦t≦π2  0\leqq t\leqq \frac{\pi }{2}\;とする。xy  x y\;平面上に点  P  \;\mathrm{P}\;(cos⁡t,0)、(\cos t,0)\text{、}Q  \mathrm{Q}\;(0,sin⁡t)(0,\sin t)を考える。t  t\;が  0≦t≦π2  \;0\leqq t\leqq \frac{\pi }{2}\;の範囲を動くとき、長さ  1  \;1\;の線分  PQ  \;PQ\;が通過する領域を  D  \;D\;で表し、直線  PQ  \;PQ\;が通過する領域を  G  \;G\;で表す。以下の問に答えよ。

(1) 0≦t<π2  0\leqq t<\frac{\pi }{2}\;のとき、直線  PQ  \;PQ\;の方程式を求めよ。

(2) 0<c<1  0<c<1\;とする。0≦t<π2  0\leqq t<\frac{\pi }{2}\;のとき、直線  x=c  \;x=c\;と直線  PQ  \;PQ\;の交点の  y  \;y\;座標を  t  \;t\;の関数とみなしたものを  f(t)\;f (t)とする。関数  f(t)\;f (t)とその導関数  f′(t)\;{f}^{'} (t)を求めよ。

(3) 0<θ<π2  0<\theta <\frac{\pi }{2}\;とする。領域  G  \;G\;と直線  x=cos⁡3θ  \;x={\cos }^{3} \theta \;の共通部分は、ある点  R  \;\mathrm{R}\;を上端とする半直線であることを示し、R  \mathrm{R}\;の  y  \;y\;座標  M(θ)\;M (\theta )を  θ  \;\theta \;を用いて表せ。また、直線  PQ  \;PQ\;が  R  \;\mathrm{R}\;を通過するときの  t  \;t\;を  θ  \;\theta \;を用いて表せ。

(4) 領域  D  \;D\;は原点  O  \;\mathrm{O}\;と点  A  \;\mathrm{A}\;(1,0)(1,0)を端点とする線分  OA  、\;OA\;\text{、}O  \mathrm{O}\;と点  B  \;\mathrm{B}\;(0,1)(0,1)を端点とする線分  OB  、\;OB\;\text{、}および点  A  \;\mathrm{A}\;と点  B  \;\mathrm{B}\;を結ぶある曲線  C  \;C\;で囲まれる領域である。C  C\;の媒介変数表示を用いて、C  C\;の長さ  l  \;l\;を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1
    y=−xtan⁡t+sin⁡ty=-x\tan t+\sin t(0≦t<π20\leqq t<\dfrac{\pi}{2})。
  • 2
    f(t)=sin⁡t−ctan⁡tf(t)=\sin t-c\tan t、f′(t)=cos⁡3t−ccos⁡2tf'(t)=\dfrac{\cos^{3}t-c}{\cos^{2}t}。
  • 3
    共通部分は、点 R\mathrm{R} を上端とする下向きの半直線である。M(θ)=sin⁡3θM(\theta)=\sin^{3}\theta、R\mathrm{R} を通るときの tt は t=θt=\theta。
  • 4
    CC は (x,y)=(cos⁡3θ, sin⁡3θ)(x,y)=(\cos^{3}\theta,\,\sin^{3}\theta)(0≦θ≦π20\leqq\theta\leqq\dfrac{\pi}{2})と表され、その長さは l=32l=\dfrac{3}{2}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

cos⁡t>0\cos t>0 なので、P(cos⁡t, 0)\mathrm{P}(\cos t,\,0) と Q(0, sin⁡t)\mathrm{Q}(0,\,\sin t) を通る直線の傾きは −sin⁡tcos⁡t=−tan⁡t-\dfrac{\sin t}{\cos t}=-\tan t である。
したがって y=−xtan⁡t+sin⁡ty=-x\tan t+\sin t である。
t=0t=0 の場合も P(1, 0)\mathrm{P}(1,\,0)、Q(0, 0)\mathrm{Q}(0,\,0) となり、式は y=0y=0 を与える。

(2)

(1) の式へ x=cx=c を代入して f(t)=sin⁡t−ctan⁡tf(t)=\sin t-c\tan t である。
微分すると f′(t)=cos⁡t−ccos⁡2t=cos⁡3t−ccos⁡2tf'(t)=\cos t-\dfrac{c}{\cos^{2}t}=\dfrac{\cos^{3}t-c}{\cos^{2}t} である。

(3)

c=cos⁡3θc=\cos^{3}\theta とおく。0<θ<π20<\theta<\dfrac{\pi}{2} では 0<c<10<c<1 である。
(2) の導関数の分母は正であり、cos⁡t\cos t が減少するため、0≦t<θ0\leqq t<\theta で f′(t)>0f'(t)>0、θ<t<π2\theta<t<\dfrac{\pi}{2} で f′(t)<0f'(t)<0 である。
したがって最大値は t=θt=\theta で達成され、f(θ)=sin⁡θ−cos⁡3θtan⁡θ=sin⁡θ(1−cos⁡2θ)=sin⁡3θf(\theta)=\sin\theta-\cos^{3}\theta\tan\theta=\sin\theta(1-\cos^{2}\theta)=\sin^{3}\theta である。
ff は 0≦t<π20\leqq t<\dfrac{\pi}{2} で連続、f(0)=0f(0)=0、t→π2−0t\to\dfrac{\pi}{2}-0 で f(t)→−∞f(t)\to-\infty だから、その値域は f(t)≦sin⁡3θf(t)\leqq\sin^{3}\theta の範囲である。
t=π2t=\dfrac{\pi}{2} の直線は x=0x=0 なので x=c>0x=c>0 との共通点を加えない。
よって GG と x=cos⁡3θx=\cos^{3}\theta の共通部分は R(cos⁡3θ, sin⁡3θ)\mathrm{R}(\cos^{3}\theta,\,\sin^{3}\theta) を上端とする下向きの半直線である。最大値を与える tt は一意なので t=θt=\theta である。

(4)

固定した 0<c<10<c<1 で、点 (c, f(t))(c,\,f(t)) が線分 PQ\mathrm{PQ} 上にあるための条件は 0≦c≦cos⁡t0\leqq c\leqq\cos t である。このとき y=f(t)≧0y=f(t)\geqq0 である。
したがって許される tt は 0≦t≦θ0\leqq t\leqq\theta の形である。ただし、(3) の最大値を与える t=θt=\theta(cos⁡t=c13\cos t=c^{\dfrac{1}{3}} を満たす角)はこの区間内にある。
よって ff は 00 から最大値 sin⁡3θ\sin^{3}\theta までのすべての値をとる。
DD の上側境界は x=cos⁡3θ, y=sin⁡3θx=\cos^{3}\theta,\ y=\sin^{3}\theta である。両端は A(1, 0)\mathrm{A}(1,\,0)、B(0, 1)\mathrm{B}(0,\,1) である。
dxdθ=−3cos⁡2θsin⁡θ\dfrac{dx}{d\theta}=-3\cos^{2}\theta\sin\theta、dydθ=3sin⁡2θcos⁡θ\dfrac{dy}{d\theta}=3\sin^{2}\theta\cos\theta なので、速さは
(dxdθ)2+(dydθ)2=3sin⁡θcos⁡θcos⁡2θ+sin⁡2θ=3sin⁡θcos⁡θ. \sqrt{\left(\dfrac{dx}{d\theta}\right)^{2}+\left(\dfrac{dy}{d\theta}\right)^{2}} =3\sin\theta\cos\theta\sqrt{\cos^{2}\theta+\sin^{2}\theta}=3\sin\theta\cos\theta.
したがって l=∫0π23sin⁡θcos⁡θ dθ=32l=\displaystyle\int_{0}^{\dfrac{\pi}{2}}3\sin\theta\cos\theta\,d\theta=\dfrac{3}{2} である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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