岐阜大学/2022年度/後期

3岐阜大学 2022年 数学 第3問解答・解説

1問題

岐阜大学2022年度第3問
2  2\;つの関数

f(x)=x−log⁡x−1(  x>0  )g(x)=x−2xlog⁡x+e(  x>0  )\begin{array}{cc}f (x)=x-\log x-1 & \text{(}\;x>0\;\text{)} \\ g (x)=x-2 x \log x+e & \text{(}\;x>0\;\text{)}\end{array}

を考える。以下の問に答えよ。ただし、e  e\;は自然対数の底とする。

(1) 関数  f(x)\;f (x)と  g(x)\;g (x)をそれぞれ微分せよ。

(2) 正の実数  x  \;x\;に対して、不等式  f(x)≧0  \;f (x)\geqq 0\;が成り立つことを示せ。

(3) 関数  g(x)\;g (x)は区間  (0,e]\;(0,e]における最大値と最小値をもつことを示せ。また、この最大値と最小値、および、そのときの  x  \;x\;の値をそれぞれ求めよ。

(4) 曲線  y=g(x)\;y=g (x)と  x  \;x\;軸、および、直線  x=1n  \;x=\frac{1}{n}\;で囲まれた部分の面積  Sn  \;{S}_{n}\;を求めよ。ただし、n  n\;は自然数とする。

(5) (4)の面積  Sn  \;{S}_{n}\;は、すべての自然数  n  \;n\;に対して

0<e2−Sn≦e+1n0<{e}^{2}-{S}_{n}\leqq \frac{e+1}{n}

をみたすことを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1
    f′(x)=1−1xf^\prime(x)=1-\frac1x、g′(x)=−1−2log⁡xg^\prime(x)=-1-2\log x。
  • 2
    x>0x>0 で f(x)≧0f(x)\geqq0(等号は x=1x=1)。
  • 3
    最大値 e+2ee+\frac2{\sqrt e}(x=1ex=\frac1{\sqrt e})、最小値 00(x=ex=e)。
  • 4
    Sn=e2−en−1+log⁡nn2S_n=e^2-\frac en-\frac{1+\log n}{n^2}。
  • 5
    0<e2−Sn≦e+1n0<e^2-S_n\leqq\frac{e+1}n。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

log⁡\log は自然対数として、(log⁡x)′=1x(\log x)^\prime=\frac1x、(xlog⁡x)′=log⁡x+1(x\log x)^\prime=\log x+1 である。
よって f′=1−1xf^\prime=1-\frac1x、g′=1−2(log⁡x+1)=−1−2log⁡xg^\prime=1-2(\log x+1)=-1-2\log x である。

(2)

f′(x)=x−1xf^\prime(x)=\frac{x-1}x なので 0<x<10<x<1 で負、x>1x>1 で正である。
したがって ff は x=1x=1 で全体の最小値をとり、f(1)=1−0−1=0f(1)=1-0-1=0 である。よってすべての x>0x>0 で f(x)≧0f(x)\geqq0 である。

(3)

g′(x)=0g^\prime(x)=0 は log⁡x=−12\log x=-\frac12、すなわち x=1ex=\frac1{\sqrt e} である。
0<x<1e0<x<\frac1{\sqrt e} では g′>0g^\prime>0、1e<x≦e\frac1{\sqrt e}<x\leqq e では g′<0g^\prime<0 なので、最大値は実際に x=1ex=\frac1{\sqrt e} で達成され、その値は e+2ee+\frac2{\sqrt e} である。
また lim⁡x→0+xlog⁡x=0\lim_{x\to0+}x\log x=0 より lim⁡x→0+g(x)=e>0\lim_{x\to0+}g(x)=e>0 であり、増加区間の値は ee より大きい。
減少区間の末端 x=ex=e では g(e)=e−2e+e=0g(e)=e-2e+e=0 である。
したがって開端点 00 を含まない区間でも、最小値 00 を x=ex=e で達成する。

(4)

(3) より 0<x<e0<x<e で g(x)>0g(x)>0、g(e)=0g(e)=0 である。ee より右では g′<0g^\prime<0 なので根はこの ee のみである。
n≧1n\geqq1 より 1n≦1<e\frac1n\leqq1<e だから、囲まれる面積は Sn=∫1neg(x) dxS_n=\int_{\frac1n}^e g(x)\,dx である。
部分積分によって ∫2xlog⁡x dx=x2log⁡x−x22\int2x\log x\,dx=x^2\log x-\frac{x^2}2 である。よって gg の原始関数は x2−x2log⁡x+exx^2-x^2\log x+ex である。
x=ex=e で e2e^2、x=1nx=\frac1n で 1+log⁡nn2+en\frac{1+\log n}{n^2}+\frac en となるから、結論を得る。

(5)

(4) から e2−Sn=en+1+log⁡nn2e^2-S_n=\frac en+\frac{1+\log n}{n^2} である。n≧1n\geqq1 で log⁡n≧0\log n\geqq0 なのでこれは正である。
一方、(2) へ x=nx=n を代入して n−log⁡n−1≧0n-\log n-1\geqq0、すなわち 1+log⁡n≦n1+\log n\leqq n である。
したがって e2−Sn≦en+nn2=e+1ne^2-S_n\leqq\frac en+\frac n{n^2}=\frac{e+1}n である。n=1n=1 で上側の等号が成り立つ。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

岐阜大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第5問へ進む

岐阜大学のほかの年度