藤田医科大学/2023年度/後期

1藤田医科大学 2023年 数学 第1問解答・解説

1問題

藤田医科大学2023年度第1問
次の問いに答えよ。

(1) 整数全体を全体集合UUとし、UUの部分集合A,BA,BをA={1,4,a3+33,a+6}, B={2,7,a3+30,a2+a}A=\{1,4,a^3+33,a+6\},\ B=\{2,7,a^3+30,a^2+a\}とする。n(A∩B)=2n(A\cap B)=2であるときa=アイa=\boxed{\text{アイ}}であり、n(A∪B‾‾)=ウ, n((A∩B)∪(A‾∩B)∪(A∩B‾))=エn\left(\overline{A\cup\overline B}\right)=\boxed{\text{ウ}},\ n\left((A\cap B)\cup(\overline A\cap B)\cup(A\cap\overline B)\right)=\boxed{\text{エ}}である。ただし、n(X)n(X)は集合XXの要素の個数を表す。

(2) 三角形ABCABCの辺ABABを3:23:2に内分する点をPP、辺BCBCを1:21:2に内分する点をQQ、またAQAQとCPCPの交点をRRとするとき、△RBC△RAC=オカ, △RAC△ABC=キクケ\dfrac{\triangle RBC}{\triangle RAC}=\dfrac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カ}}},\ \dfrac{\triangle RAC}{\triangle ABC}=\dfrac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{クケ}}}である。

(3) 5個の値からなるデータ3cos⁡a,2sin⁡2a,−2sin⁡2a,2cos⁡a,03\cos a,2\sin2a,-2\sin2a,2\cos a,0の分散の最小値はコ\boxed{\text{コ}}、最大値はサシ\dfrac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シ}}}である。ただしaaは実数とする。

(4) z=cos⁡(2π7)+isin⁡(2π7)z=\cos\left(\dfrac{2\pi}7\right)+i\sin\left(\dfrac{2\pi}7\right)のときz7=ス, z+z2+z3+z4+z5+z6=セソz^7=\boxed{\text{ス}},\ z+z^2+z^3+z^4+z^5+z^6=\boxed{\text{セソ}}であり、(1−z)(1−z2)(1−z3)(1−z4)(1−z5)(1−z6)=タ(1-z)(1-z^2)(1-z^3)(1-z^4)(1-z^5)(1-z^6)=\boxed{\text{タ}}である。ただしiiは虚数単位とする。

(5) x+1x=5\sqrt x+\dfrac1{\sqrt x}=\sqrt5のとき、(x2−1x2)2=チツ\left(x^2-\dfrac1{x^2}\right)^2=\boxed{\text{チツ}}である。

(6) lim⁡x→0(ex−1)log⁡(4x+1)x2=テ\displaystyle\lim_{x\to0}\dfrac{(e^x-1)\log(4x+1)}{x^2}=\boxed{\text{テ}}である。

(7) f(x)=2x4−4(1+a)x3+12ax2+16ax+5f(x)=2x^4-4(1+a)x^3+12ax^2+16ax+5が極大値を持つような正の実数aaの範囲はト<a<ナニ, ヌ<a\boxed{\text{ト}}<a<\dfrac{\boxed{\text{ナ}}}{\boxed{\text{ニ}}},\ \boxed{\text{ヌ}}<aである。

(8) medicineに使われている6種類8文字のうち4文字を使って作ることができる異なる文字列の数はネノハ\boxed{\text{ネノハ}}である。

(9) 22023(22023−1)2^{2023}(2^{2023}-1)の1の位の数字はヒ\boxed{\text{ヒ}}である。

(10) A=(1616)16, B=2(48)A=(16^{16})^{16},\ B=2^{(4^8)}とするとき、log⁡2(log⁡2A)−log⁡2(log⁡2B)=フヘ\log_2(\log_2A)-\log_2(\log_2B)=\boxed{\text{フヘ}}である。

(11) ∫1/33(x1+x2)2 dx=ホマミπ\displaystyle\int_{1/\sqrt3}^{\sqrt3}\left(\dfrac x{1+x^2}\right)^2\,dx=\dfrac{\boxed{\text{ホ}}}{\boxed{\text{マミ}}}\piである。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) アイ・ウ・エ
    a=−3a=-3、ウは2、エは6。
  • (2) オ・カ・キ・クケ
    △RBC△RAC=23,△RAC△ABC=613\dfrac{\triangle\mathrm{RBC}}{\triangle\mathrm{RAC}}=\dfrac{2}{3},\quad\dfrac{\triangle\mathrm{RAC}}{\triangle\mathrm{ABC}}=\dfrac{6}{13}。
  • (3) コ・サ・シ
    最小値は 00、最大値は 52\dfrac{5}{2}。
  • (4) ス・セソ・タ
    スは 11、セソは −1-1、タは 77。
  • (5) チツ
    4545。
  • (6) テ
    44。
  • (7) ト・ナ・ニ・ヌ
    0<a<170<a<\dfrac{1}{7}、または 4<a4<a。
  • (8) ネノハ
    606606。
  • (9) ヒ
    66。
  • (10) フヘ
    −6-6。
  • (11) ホ・マミ
    π12\dfrac{\pi}{12}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) アイ・ウ・エ

UU は整数全体であり、集合に含まれる a+6a+6 は整数なので、aa は整数である。A, BA,\ B の要素の一致をすべて調べる。1, 41,\ 4 と BB の可変要素との一致は整数解がない。AA の a3+33a^{3}+33 と BB の a2+aa^{2}+a との一致は、(a+3)(a2−4a+11)=0(a+3)(a^{2}-4a+11)=0 より a=−3a=-3 である。AA の a+6a+6 と BB の 2, 7, a3+302,\ 7,\ a^{3}+30 との一致は、順に a=−4, 1, −3a=-4,\ 1,\ -3 である。AA の a+6a+6 と a2+aa^{2}+a との一致は整数解がない。その他の一致はない。a=−4, 1a=-4,\ 1 では共通要素はそれぞれ 2 と 7 の 1 個だけである。a=−3a=-3 なら A={1,3,4,6}, B={2,3,6,7}A=\{1,3,4,6\},\ B=\{2,3,6,7\} で、共通要素は 3, 6 の 2 個である。ド・モルガンの法則より A∪B‾‾=A‾∩B\overline{A\cup\overline{B}}=\overline{A}\cap B なので、その個数は 2 である。最後の集合は A∪BA\cup B に等しく、個数は 6 である。

(2) オ・カ・キ・クケ

AB→=u⃗, AC→=v⃗\overrightarrow{\mathrm{AB}}=\vec{u},\ \overrightarrow{\mathrm{AC}}=\vec{v} とおく。内分の条件から
AP→=35u⃗,AQ→=23u⃗+13v⃗. \overrightarrow{\mathrm{AP}}=\dfrac{3}{5}\vec{u},\qquad \overrightarrow{\mathrm{AQ}}=\dfrac{2}{3}\vec{u}+\dfrac{1}{3}\vec{v}.
点 R\mathrm{R} は直線 AQ\mathrm{AQ} 上にあるので AR→=r AQ→\overrightarrow{\mathrm{AR}}=r\,\overrightarrow{\mathrm{AQ}}、直線 CP\mathrm{CP} 上にあるので AR→=h AP→+(1−h)v⃗\overrightarrow{\mathrm{AR}}=h\,\overrightarrow{\mathrm{AP}}+(1-h)\vec{v} と書ける。u⃗, v⃗\vec{u},\ \vec{v} は平行でないので、係数を比べて
2r3=3h5,r3=1−h. \dfrac{2r}{3}=\dfrac{3h}{5},\qquad \dfrac{r}{3}=1-h.
これを解いて r=913, h=1013r=\dfrac{9}{13},\ h=\dfrac{10}{13} である。
△RAC\triangle\mathrm{RAC} と △QAC\triangle\mathrm{QAC} は、頂点 C\mathrm{C} から直線 AQ\mathrm{AQ} までの高さが共通なので、面積の比は AR:AQ=9:13\mathrm{AR}:\mathrm{AQ}=9:13 である。また △QAC\triangle\mathrm{QAC} と △ABC\triangle\mathrm{ABC} は、頂点 A\mathrm{A} から直線 BC までの高さが共通なので、面積の比は QC:BC=2:3\mathrm{QC}:\mathrm{BC}=2:3 である。したがって
△RAC△ABC=913⋅23=613. \dfrac{\triangle\mathrm{RAC}}{\triangle\mathrm{ABC}}=\dfrac{9}{13}\cdot\dfrac{2}{3}=\dfrac{6}{13}.
同様に、直線 AB への高さを用いると △RAB△ABC=913⋅13=313\dfrac{\triangle\mathrm{RAB}}{\triangle\mathrm{ABC}}=\dfrac{9}{13}\cdot\dfrac{1}{3}=\dfrac{3}{13} である。点 R\mathrm{R} は三角形の内部にあるので、残りは
△RBC△ABC=1−613−313=413. \dfrac{\triangle\mathrm{RBC}}{\triangle\mathrm{ABC}}=1-\dfrac{6}{13}-\dfrac{3}{13}=\dfrac{4}{13}.
したがって △RBC△RAC=23\dfrac{\triangle\mathrm{RBC}}{\triangle\mathrm{RAC}}=\dfrac{2}{3} である。

(3) コ・サ・シ

c=cos⁡ac=\cos a とおく。平均は 3c+2c5=c\dfrac{3c+2c}{5}=c である。2sin⁡2a, −2sin⁡2a2\sin 2a,\ -2\sin 2a の平方和は 8sin⁡22a8\sin^{2}2a なので、分散は
13c2+8sin⁡22a5−c2=85(c2+sin⁡22a). \dfrac{13c^{2}+8\sin^{2}2a}{5}-c^{2}=\dfrac{8}{5}\left(c^{2}+\sin^{2}2a\right).
t=c2t=c^{2} とおくと 0≦t≦10\leqq t\leqq 1 であり、sin⁡22a=4sin⁡2acos⁡2a=4t(1−t)\sin^{2}2a=4\sin^{2}a\cos^{2}a=4t(1-t) なので、分散は 85(5t−4t2)\dfrac{8}{5}(5t-4t^{2}) である。これは上に凸の 2 次式であり、最大値は t=58t=\dfrac{5}{8} のとき 52\dfrac{5}{2}、最小値は端点を比べて t=0t=0 のとき 0 である。

(4) ス・セソ・タ

z7=1z^{7}=1 かつ z≠1z\ne 1 なので、
1+z+z2+⋯+z6=z7−1z−1=0. 1+z+z^{2}+\cdots+z^{6}=\dfrac{z^{7}-1}{z-1}=0.
よって z+z2+⋯+z6=−1z+z^{2}+\cdots+z^{6}=-1 である。
また X7−1X−1=(X−z)(X−z2)(X−z3)(X−z4)(X−z5)(X−z6)\dfrac{X^{7}-1}{X-1}=(X-z)(X-z^{2})(X-z^{3})(X-z^{4})(X-z^{5})(X-z^{6}) が成り立つ。両辺に X=1X=1 を代入し、左辺は X6+X5+⋯+X+1X^{6}+X^{5}+\cdots+X+1 なので X=1X=1 のとき 7 となる。したがって (1−z)(1−z2)(1−z3)(1−z4)(1−z5)(1−z6)=7(1-z)(1-z^{2})(1-z^{3})(1-z^{4})(1-z^{5})(1-z^{6})=7 である。

(5) チツ

与式の両辺を 2 乗すると x+1x+2=5x+\dfrac{1}{x}+2=5、すなわち x+1x=3x+\dfrac{1}{x}=3 である。よって (x−1x)2=9−4=5\left(x-\dfrac{1}{x}\right)^{2}=9-4=5 である。したがって
(x2−1x2)2=(x−1x)2(x+1x)2=5⋅9=45. \left(x^{2}-\dfrac{1}{x^{2}}\right)^{2}=\left(x-\dfrac{1}{x}\right)^{2}\left(x+\dfrac{1}{x}\right)^{2}=5\cdot 9=45.

(6) テ

(ex−1)log⁡(4x+1)x2=ex−1x⋅log⁡(1+4x)4x⋅4 \dfrac{(e^{x}-1)\log(4x+1)}{x^{2}}=\dfrac{e^{x}-1}{x}\cdot\dfrac{\log(1+4x)}{4x}\cdot 4
と分解する。x→0x\to 0 のとき、各分数の極限はいずれも 1 なので、lim⁡x→0(ex−1)log⁡(4x+1)x2=4\displaystyle\lim_{x\to 0}\dfrac{(e^{x}-1)\log(4x+1)}{x^{2}}=4 である。

(7) ト・ナ・ニ・ヌ

f′(x)=4g(x)f'(x)=4g(x)、g(x)=2x3−3(1+a)x2+6ax+4ag(x)=2x^{3}-3(1+a)x^{2}+6ax+4a とおく。g′(x)=6(x−a)(x−1)g'(x)=6(x-a)(x-1) である。f(x)f(x) が極大値をもつのは、g(x)g(x) の符号が正から負へ変わるときであり、すなわち g(x)g(x) の極大値が正、極小値が負となる場合である。g(1)=7a−1, g(a)=a(4−a)(a+1)g(1)=7a-1,\ g(a)=a(4-a)(a+1) である。
0<a<10<a<1 では x=ax=a で極大、x=1x=1 で極小となるので、0<a<170<a<\dfrac{1}{7} である。a=1a=1 では g′(x)=6(x−1)2≧0g'(x)=6(x-1)^{2}\geqq 0 で単調増加なので不適である。a>1a>1 では x=1x=1 で極大、x=ax=a で極小となるので、a>4a>4 である。境界 a=17, 4a=\dfrac{1}{7},\ 4 では g(x)g(x) が重解をもち符号が変わらないので除外する。

(8) ネノハ

使える文字は m, e, d, i, c, nm,\ e,\ d,\ i,\ c,\ n の 6 種類で、e, ie,\ i が各 2 個、ほかは各 1 個である。4 文字がすべて異なる場合は 6C4⋅4!=360{}_{6}\mathrm{C}_{4}\cdot 4!=360 通りである。ちょうど 1 種類を 2 個使う場合は、2 個使う文字が e, ie,\ i のどちらかで 2 通り、残りの 2 文字は残りの 5 種類から 5C2=10{}_{5}\mathrm{C}_{2}=10 通り、並べ方は 4!2!=12\dfrac{4!}{2!}=12 通りなので、計 2⋅10⋅12=2402\cdot 10\cdot 12=240 通りである。2 種類をそれぞれ 2 個ずつ使う場合は e, ie,\ i の 2 文字で、並べ方は 4!2! 2!=6\dfrac{4!}{2!\,2!}=6 通りである。以上より、合計 360+240+6=606360+240+6=606 通りである。

(9) ヒ

2n2^{n} の一の位は 2, 4, 8, 6 を周期4で繰り返す。2023=4⋅505+32023=4\cdot505+3 より 220232^{2023} の一の位は 8、22023−12^{2023}-1 の一の位は 7。よって積の一の位は 8×7=568\times7=56 の一の位で、6 である。

(10) フヘ

A=(1616)16=16256=21024A=(16^{16})^{16}=16^{256}=2^{1024} なので log⁡2(log⁡2A)=log⁡21024=10\log_{2}(\log_{2}A)=\log_{2}1024=10。一方、B=248=265536B=2^{4^{8}}=2^{65536} なので log⁡2(log⁡2B)=16\log_{2}(\log_{2}B)=16。差は −6-6 である。

(11) ホ・マミ

x=tan⁡tx=\tan t と置換すると、tt は π6\dfrac{\pi}{6} から π3\dfrac{\pi}{3} まで動き、dx=1cos⁡2t dtdx=\dfrac{1}{\cos^{2}t}\,dt なので、被積分関数は sin⁡2t dt\sin^{2}t\,dt となる。
∫π6π3sin⁡2t dt=[t2−sin⁡2t4]π6π3=π12. \displaystyle\int_{\dfrac{\pi}{6}}^{\dfrac{\pi}{3}}\sin^{2}t\,dt=\left[\dfrac{t}{2}-\dfrac{\sin 2t}{4}\right]_{\dfrac{\pi}{6}}^{\dfrac{\pi}{3}}=\dfrac{\pi}{12}.
sin⁡2t\sin 2t の項は両端で値が等しい。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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