順天堂大学/2022年度/前期A方式

II順天堂大学 2022年 数学 第II問解答・解説

微分・積分の考え図形と方程式いろいろな式

1問題

順天堂大学2022年度第II問
□\square に適する解答をマークせよ。ただし、同じ記号の □\square がある場合は同一の値がはいる。
4次関数 y=f(x)y=f(x) のグラフで表される曲線 CC と直線 ℓ\ell について、次のような条件Aを考える。

条件A:曲線 CC と直線 ℓ\ell が x=x1,x2,x3,x4 (x1<x2<x3<x4)x=x_{1},x_{2},x_{3},x_{4}\ (x_{1}<x_{2}<x_{3}<x_{4}) で交点を持ち、曲線 CC と直線 ℓ\ell で囲まれた図形の3つの部分の面積について、S1=S3S_{1}=S_{3} と S1+S3=S2S_{1}+S_{3}=S_{2} が成り立つ。ここで、S1,S2,S3S_{1},S_{2},S_{3} はそれぞれ x1≦x≦x2, x2≦x≦x3, x3≦x≦x4x_{1}\leqq x\leqq x_{2},\ x_{2}\leqq x\leqq x_{3},\ x_{3}\leqq x\leqq x_{4} を満たす部分の面積を表す。

(a) 曲線 y=g(x)=x4−185x2+ay=g(x)=x^{4}-\frac{18}{5}x^{2}+a と直線 y=0y=0 が条件Aを満たすとする。このとき、x3=b, x4=cx_{3}=b,\ x_{4}=c とおくと、
∫0cg(x) dx=アイc5−ウエc3+ac=オ \int_{0}^{c}g(x)\,dx=\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}}c^{5}-\frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}}c^{3}+ac=\boxed{\text{オ}}
となり、a=カキ, b=クケコ, c=サa=\frac{\boxed{\text{カ}}}{\boxed{\text{キ}}},\ b=\frac{\sqrt{\boxed{\text{クケ}}}}{\boxed{\text{コ}}},\ c=\sqrt{\boxed{\text{サ}}} となる。

(b) 曲線 y=h(x)=x4+4x3+125x2−65x+125y=h(x)=x^{4}+4x^{3}+\frac{12}{5}x^{2}-\frac{6}{5}x+\frac{12}{5} に対して条件Aを満たす直線の方程式を求めよう。まず、
h(x)=(x+d)4−シスセ(x+d)2+ソ(x+d)+タ h(x)=(x+d)^{4}-\frac{\boxed{\text{シス}}}{\boxed{\text{セ}}}(x+d)^{2}+\boxed{\text{ソ}}(x+d)+\boxed{\text{タ}}
と変形する。ただし、d=チd=\boxed{\text{チ}} である。ここで、
h1(x)=(x+d)4−シスセ(x+d)2 h_{1}(x)=(x+d)^{4}-\frac{\boxed{\text{シス}}}{\boxed{\text{セ}}}(x+d)^{2}
とおくと、曲線 y=h1(x)y=h_{1}(x) に対して条件Aを満たす直線の方程式は y=ツテトy=\frac{\boxed{\text{ツテ}}}{\boxed{\text{ト}}} である。したがって、求める直線の方程式は y=ナx+ニヌネy=\boxed{\text{ナ}}x+\frac{\boxed{\text{ニヌ}}}{\boxed{\text{ネ}}} である。

(c) 曲線 y=x4−3x2+2x+2y=x^{4}-3x^{2}+2x+2 に対して条件Aを満たす直線の方程式は y=ノx+ハヒy=\boxed{\text{ノ}}x+\frac{\boxed{\text{ハ}}}{\boxed{\text{ヒ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (a) ∫0cg(x) dx=15c5−65c3+ac=0,a=95, b=155, c=3.(b) h1 に対して y=−95,y=2x+165.(c) y=2x+34.(a)\ \int_0^c g(x)\,dx=\frac15c^5-\frac65c^3+ac=0,\quad a=\frac95,\ b=\frac{\sqrt{15}}5,\ c=\sqrt3.\quad (b)\ h_1\text{ に対して }y=-\frac95,\quad y=2x+\frac{16}{5}.\quad (c)\ y=2x+\frac34.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

曲線と直線の差の4根と面積積分を用いる。外側面積の等しさから根の左右対称性を導き、定積分条件で定数項を決める。

解答


(a) gg は偶関数で,4交点は −c,−b,b,c-c,-b,b,c(0<b<c0<b<c)である。符号は外側から +,−,+,−,++,-,+,-,+ なので,条件 S1+S3=S2S_1+S_3=S_2 は ∫−ccg(x) dx=0\int_{-c}^{c}g(x)\,dx=0,すなわち ∫0cg(x) dx=0\int_0^c g(x)\,dx=0 と同値である。したがって ∫0cg(x) dx=15c5−65c3+ac=0\int_0^c g(x)\,dx=\frac15c^5-\frac65c^3+ac=0 である。また g(c)=0g(c)=0 より a=−c4+185c2a=-c^4+\frac{18}{5}c^2,積分式を c>0c>0 で割ると a=−15c4+65c2a=-\frac15c^4+\frac65c^2 だから,両式を比較して c2=3c^2=3,a=9/5a=9/5 を得る。さらに z=x2z=x^2 とおけば 5z2−18z+9=05z^2-18z+9=0 の根は 3,3/53,3/5 であるから b=3/5=15/5, c=3b=\sqrt{3/5}=\sqrt{15}/5,\ c=\sqrt3 となる。
(b)(c) 条件Aの下で曲線と直線の差を F(x)F(x) とし,4交点間の間隔を α=x2−x1, β=x3−x2, γ=x4−x3\alpha=x_2-x_1,\ \beta=x_3-x_2,\ \gamma=x_4-x_3 とする。FF は最高次係数1の四次式であり,S1=−∫x1x2F, S3=−∫x3x4FS_1=-\int_{x_1}^{x_2}F,\ S_3=-\int_{x_3}^{x_4}F である。根を x2x_2 を原点とする座標で表して積分すると,S1−S3=α−γ60(3α4+10α3β+8α3γ+10α2β2+20α2βγ+8α2γ2+10αβ2γ+20αβγ2+8αγ3+10β2γ2+10βγ3+3γ4).S_1-S_3=\frac{\alpha-\gamma}{60}\left(3\alpha^4+10\alpha^3\beta+8\alpha^3\gamma+10\alpha^2\beta^2+20\alpha^2\beta\gamma+8\alpha^2\gamma^2+10\alpha\beta^2\gamma+20\alpha\beta\gamma^2+8\alpha\gamma^3+10\beta^2\gamma^2+10\beta\gamma^3+3\gamma^4\right). 括弧内は正であり,条件 S1=S3S_1=S_3 より α=γ\alpha=\gamma となる。従って4根は中点 m=(x2+x3)/2m=(x_2+x_3)/2 に関して対称で,FF は t=x−mt=x-m の偶関数である。また条件 S1+S3=S2S_1+S_3=S_2 は ∫x1x4F(x) dx=0\int_{x_1}^{x_4}F(x)\,dx=0 を意味する。
(b) F=h−ℓF=h-\ell の x3x^3 の係数は4である。対称な根をもつ最高次の係数が1の四次式では x3x^3 の係数は −4m-4m だから m=−1m=-1 である。t=x+1t=x+1 とおくと h(x)=t4−185t2+2t+3h(x)=t^4-\frac{18}{5}t^2+2t+3 となる。直線を ℓ(x)=px+q\ell(x)=px+q とすれば FF の tt の一次の項が消えるため p=2p=2 である。さらに ℓ=2x+q=2t+q−2\ell=2x+q=2t+q-2 より F=t4−185t2+5−qF=t^4-\frac{18}{5}t^2+5-q である。(a) と同じ積分条件から定数項は 9/59/5 であるので q=16/5q=16/5,求める直線は y=2x+16/5y=2x+16/5 である。また h1(x)=(x+1)4−185(x+1)2h_1(x)=(x+1)^4-\frac{18}{5}(x+1)^2 については,条件Aを満たす水平線は y=−9/5y=-9/5 である。
(c) F=x4−3x2+(2−p)x+(2−q)F=x^4-3x^2+(2-p)x+(2-q) とおく。x3x^3 の係数が0なので対称中心は m=0m=0 であり,FF が偶関数となるには p=2p=2 が必要である。定数項を a=2−qa=2-q とすると,外側の正の交点 cc について c4−3c2+a=0c^4-3c^2+a=0 および ∫0c(x4−3x2+a) dx=15c5−c3+ac=0\int_0^c(x^4-3x^2+a)\,dx=\frac15c^5-c^3+ac=0 が成り立つ。これらから c2=5/2c^2=5/2,a=5/4a=5/4 を得るため q=3/4q=3/4 であり,直線は y=2x+3/4y=2x+3/4 である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 定積分
  • 定積分による面積
  • 直線の方程式
  • 高次方程式

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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