福島県立医科大学/2025年度/推薦

1福島県立医科大学 2025年 数学 第1問解答・解説

1問題

福島県立医科大学2025年度第1問
以下の各問いに答えよ。なお、解答に至るまでの考え方・導出過程も記述すること。

問1 囲碁や将棋の棋戦などにおいて、同じ 2 \,2\,名の対局者が複数回の対局を行い、勝数が多い方を勝利者とする仕組みを番勝負という。3 3\,番勝負では先に 2 \,2\,勝、5 5\,番勝負では先に 3 \,3\,勝した方が勝利者であり、勝敗が決まった場合、残りの対局は実施しない。

 2 2\,人で対戦するボードゲームがある。引き分けはなく、必ず勝ち負けが決着する。太郎と花子の 2 \,2\,人がこのボードゲームで番勝負を行う場合を考える。1 1\,回の対局において太郎が花子に勝つ確率を p \,p\, ( 0≦p≦1 )\text{(}\,0\leqq p\leqq 1\,\text{)}とし、n n\,番勝負を行って太郎が勝利者となる確率を bn(p)\,{b}_{n}(p)とする。ただし、n n\,は正の奇数である。また、bn+2(p){b}_{n+2}(p)と bn(p)\,{b}_{n}(p)の大小関係を調べるために dn(p) \,{d}_{n}(p)\, =bn+2(p) ={b}_{n+2}(p)\, − bn(p)-\,{b}_{n}(p)と定める。番勝負の勝利確率に関する以下の問いに答えよ。

(1) b3(p){b}_{3}(p)と d1(p)\,{d}_{1}(p)をそれぞれ p \,p\,の整式として表せ。また、d1(12){d}_{1}(\frac{1}{2})の値を求めよ。

(2) b1(p){b}_{1}(p)と b3(p)\,{b}_{3}(p)の大小関係を調べよ。

(3) b5(p){b}_{5}(p)と d3(p)\,{d}_{3}(p)をそれぞれ p \,p\,の整式として表せ。

(4) 整式 d3(p)\,{d}_{3}(p)を整式 d1(p)\,{d}_{1}(p)で割ったときの商を求めよ。

(5) b3(p){b}_{3}(p)と b5(p)\,{b}_{5}(p)の大小関係を調べよ。

【1】 以下の各問いに答えよ。なお、解答に至るまでの考え方・導出過程も記述すること。

問2 関数 f(x)=x2+a a2−x2+b2 \,f(x)={x}^{2}+a\,\sqrt{{a}^{2}-{x}^{2}}+{b}^{2}\,の最大値が 5 \,5\,であるとき、以下の問いに答えよ。ただし、a 、a\,\text{、} b b\,は実数とする。

(1) 条件を満たす (a,b)\,(a,b)の集合を ab \,ab\,平面に描け。

(2) (a,b)(a,b)が(1)の集合上を変化するとき、関数 f(x)\,f(x)の最小値 m \,m\,が変化する範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1(1)
    b3(p)=3p2−2p3,d1(p)=−2p3+3p2−p,d1(12)=0b_3(p)=3p^2-2p^3,d_1(p)=-2p^3+3p^2-p,d_1(\frac12)=0。
  • 問1(2)
    0<p<120<p<\frac12 では b1>b3b_1>b_3、12<p<1\frac12<p<1 では b1<b3b_1<b_3。p=0,12,1p=0,\frac12,1 で等しい。
  • 問1(3)
    b5(p)=6p5−15p4+10p3,d3(p)=6p5−15p4+12p3−3p2b_5(p)=6p^5-15p^4+10p^3,d_3(p)=6p^5-15p^4+12p^3-3p^2。
  • 問1(4)
    商 3p(1−p)=−3p2+3p3p(1-p)=-3p^2+3p、余り0。
  • 問1(5)
    0<p<120<p<\frac12 では b3>b5b_3>b_5、12<p<1\frac12<p<1 では b3<b5b_3<b_5。p=0,12,1p=0,\frac12,1 で等しい。
  • 問2(1)
    a≧0a\geqq0 側は 54a2+b2=5\frac54a^2+b^2=5、a≦0a\leqq0 側は a2+b2=5a^2+b^2=5 の半楕円・半円を結んだ閉曲線。
  • 問2(2)
    −5≦m≦5-5\leqq m\leqq5。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

問1(1)

各対局が独立で勝率 pp という通常モデルで考える。決着後に仮想的に対局を続けても番勝負の勝者は変わらないため、3試合中2勝以上の確率は 3C2p2(1−p)+p3=3p2−2p3{}_{3}\mathrm{C}_{2}p^2(1-p)+p^3=3p^2-2p^3。b1=pb_1=p なので差をとり d1d_1 を得る。p=12p=\frac12 を代入すると0。

問1(2)

d1=p(1−p)(2p−1)d_1=p(1-p)(2p-1) と因数分解できる。0<p<10<p<1 では p(1−p)>0p(1-p)>0 なので 2p−12p-1 の符号を調べればよい。端点 p=0,1p=0,1 も直接0差となる。

問1(3)

5対局を仮想的に全て行ったとき、太郎が3勝以上する確率は 5C3p3(1−p)2+5C4p4(1−p)+p5{}_{5}\mathrm{C}_{3}p^3(1-p)^2+{}_{5}\mathrm{C}_{4}p^4(1-p)+p^5。展開すると 10p3−15p4+6p510p^3-15p^4+6p^5。ここから b3=3p2−2p3b_3=3p^2-2p^3 を引いて d3d_3 を得る。

問1(4)

d3=3p2(1−p)2(2p−1),d1=p(1−p)(2p−1)d_3=3p^2(1-p)^2(2p-1),d_1=p(1-p)(2p-1) という整式の恒等式から d3=3p(1−p)d1d_3=3p(1-p)d_1。これは点ごとの割り算ではなく整式の割り算なので、d1d_1 が零となる pp でも商の恒等式は有効。

問1(5)

d3=3p2(1−p)2(2p−1)d_3=3p^2(1-p)^2(2p-1) の符号を調べる。内点では先頭因子が正なので 2p−12p-1 と同符号。0,12,10,\frac12,1 では差0。

問2(1)

定義域は ∣x∣≦∣a∣|x|\leqq|a|。t=a2−x2t=\sqrt{a^2-x^2} とおくと 0≦t≦∣a∣,f=a2+b2+at−t20\leqq t\leqq|a|,f=a^2+b^2+at-t^2。a≧0a\geqq0 なら頂点 t=a2t=\frac a2 が区間内で最大値は 54a2+b2\frac54a^2+b^2。a≦0a\leqq0 なら tt について非増加で最大は t=0t=0、値は a2+b2a^2+b^2。
従って最大値5の条件は各半平面で結論の曲線となる。a=0a=0 では b=±5b=\pm\sqrt5 で両式が一致する。右端は (2,0)(2,0)、左端は (−5,0)(-\sqrt5,0)。

問2(2)

a≧0a\geqq0 では下に凸でなく上に凸(係数 −1-1)の tt 二次式なので最小は端点 t=0,at=0,a で共に a2+b2a^2+b^2。最大値条件から m=5−a24,0≦a2≦4m=5-\frac{a^2}4,0\leqq a^2\leqq4 より 4≦m≦54\leqq m\leqq5。
a≦0a\leqq0 では最小は t=−at=-a で m=b2−a2m=b^2-a^2。a2+b2=5a^2+b^2=5 から m=5−2a2,0≦a2≦5m=5-2a^2,0\leqq a^2\leqq5 より −5≦m≦5-5\leqq m\leqq5 の全値をとる。
和集合は [−5,5][-5,5]。m=−5m=-5 は a=−5,b=0a=-\sqrt5,b=0、m=5m=5 は a=0,b=±5a=0,b=\pm\sqrt5 で実現する。

保存した解説図(配置未確定)

保存された解説図(掲載前の内容照合は別途必要)

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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