医師に要る保険は、まず医師賠償責任保険、次に働けなくなったときの保険の順で考えるのが基本です。

生命保険や医療保険は、家族や貯金の状況によっては要らないこともあります。この記事では、医師に要る保険と要らない保険の線引きをまとめます。

この記事でわかること

  • 医師に要る保険の優先順位
  • 医師賠償責任保険は、病院の保険だけで足りるか
  • 勤務医・専攻医・開業医で変わる保険
  • 保険を選ぶときの相談先
目次9項目・タップで開く
  1. 結論:医師の保険は、この順で考える
  2. 医師賠償責任保険は、病院の保険だけで足りる?
  3. あなたはどれ?立場ごとの保険
  4. 保険を決める前に、お金の全体を相談する
  5. よくある迷い
  6. 医師の保険でよくある失敗
  7. 公的な制度で足りる部分
  8. よくある質問
  9. 医師の保険は「賠償責任」から

01結論:医師の保険は、この順で考える

順番保険要る人ひとこと
1医師賠償責任保険(個人)バイト・外勤をする人、病院の保険が個人を守らない人病院の保険の範囲を確かめてから決める
2所得を補う保険(働けなくなったとき)自分の収入で家計を支えている人・開業医病気やけがで働けない間の収入を補う
3生命保険(死亡保障)子どもがいる・配偶者が自分の収入に頼っている人独身で扶養する人がいなければ、なくてもよいことが多い
4医療保険貯金が少ない人公的な医療保険と高額療養費の制度があるので、貯金で足りる人も多い

※順番は、白衣のものさし編集部の考え方です。家族構成と貯金で変わります。

02医師賠償責任保険は、病院の保険だけで足りる?

病院は、病院として賠償責任保険に入っています。ただ、それが勤務する医師個人まで守るかどうかは、病院によって違います。

たとえば加古川中央市民病院の専攻医の募集要項には、「医療賠償責任保険(病院において加入・個人加入不要)」と書かれています。一方で、個人での加入を勧める病院もあります。

  • まず確かめる:本務先の保険が医師個人を守るか、外勤先・バイト先での診療も対象か。
  • バイトをするなら:バイト先の病院の保険の範囲は、本務先とは別です。外勤やスポットをするなら、個人で入っておくと安心です。

民間医局の会員は、医師賠償責任保険を割引(保険料20%オフの案内)で申し込めます。バイトの求人も同じ会員で探せるので、外勤を始める人はまとめて準備できます。

民間医局に無料で会員登録して、医師賠償責任保険の案内を見る

みりたま
病院が入っているなら、個人ではいらないと思ってた。
そうた
病院によって違うんだ。外でバイトをするなら、なおさら確かめておこう。

03あなたはどれ?立場ごとの保険

あなたの立場優先する保険見直すタイミング
初期研修医病院の医師賠償責任保険の範囲を確認。生命保険は急がない専攻医になるとき
専攻医・勤務医(独身)医師賠償責任保険(外勤をするなら個人で)、所得を補う保険結婚・出産・外勤を始めるとき
勤務医(家族あり)上に加えて、生命保険(子どもが独立するまで)子どもの進学・住宅の購入
開業医・開業予定開業医向けの賠償責任保険、所得を補う保険、借入に合わせた保障開業の前(医師の開業)

04保険を決める前に、お金の全体を相談する

医師は収入が多いぶん、保険を勧められる機会も多くなります。入りすぎを防ぐには、貯金・家族・今後の収入(バイト・開業)を合わせて、何が要るかを決めることです。

マネードクターは、FPに無料でお金の相談ができるサービスです。保険のほか、家計・教育資金・住宅ローン・資産形成の相談もできます。相談したうえで、保険に入るかどうかは自分で決めて大丈夫です。

マネードクターで、保険とお金の無料相談を予約する

05よくある迷い

  • 「相談すると保険を勧められそう」:勧められることはあります。この記事の順番(賠償責任 → 所得 → 生命 → 医療)を手元に置いて、要らないものは断りましょう。
  • 「若いうちに入ったほうが安い?」:保険料は若いほど安いことが多いですが、要らない保障に長く払い続けるほうが損です。要る時期に要る分だけ。
  • 「団体の保険と個人の保険、どちらがいい?」:病院・医師会・会員サービスの団体保険は保険料が割安なことがあります。辞めたときに続けられるかも確かめましょう。

06医師の保険でよくある失敗

  • 入りすぎ:独身で扶養する人がいないのに、大きな死亡保障に入っている。
  • 賠償責任の確認漏れ:病院の保険が個人を守ると思い込み、外勤先での診療が対象外だった。
  • 見直さない:結婚・出産・開業で必要な保障が変わったのに、学生や研修医のころの保険のまま。

07公的な制度で足りる部分

病気やけがの医療費は、公的な医療保険と高額療養費の制度で、1か月の自己負担に上限があります。貯金で数か月分の生活費をまかなえるなら、医療保険は小さくてもよい、という考え方もあります。

一方で、働けない間の収入は、勤務先の制度(傷病手当金など)だけでは足りないことがあります。収入を補う保険は、家計を支えている医師ほど優先度が上がります。

08よくある質問

研修医のうちに保険に入るべき?

研修医は、病院の医師賠償責任保険の範囲を確かめるのが先です。生命保険は、家族ができてからでも間に合うことが多いです。

医師会に入ると保険が付く?

医師会の会員の区分によって、医師賠償責任保険が付くものと付かないものがあります。入会の前に、区分と保険の内容を確かめましょう。

相談は無料でいい?

無料の相談でも、提案された保険に入るかは自分で決められます。要るものと要らないものを先に決めてから相談すると、話が早く進みます。

まとめ医師の保険は「賠償責任」から

医師に要る保険は、医師賠償責任保険がいちばん先です。病院の保険の範囲を確かめ、バイトをするなら個人でも備えましょう。生命保険や医療保険は、家族と貯金を見て、お金の全体を相談してから決めてください。

マネードクターで、お金の無料相談を予約する